こんにちは!
30代で保育士デビューをして、今は小児科で病児保育士をしている「かもん」です。
30代を過ぎてから、
「これから保育士になろう!」
という決断は、なかなか思いきりが必要ですよね。
決断に至るまでには、いろいろな不安や疑問点があると思います。
今から保育士になってやっていけるかしら・・?
保育士になるメリットだけじゃなくて、デメリットも知っておきたいな・・
そんな悩める人たちに、30代を超えてから保育士になるメリットとデメリットをお伝えしようと思います。
実際に30代で保育士デビューした経験をもとに、包み隠さずお話しします。
この記事を読めば、30代から新人保育士としてデビューするときに自分の強みやスキルを活かせるという自信がつきます。
それだけでなくデメリットを前もって知っておくことで、想定できるリスクや回避すべき点がわかるため、自分に合った職場を探すことに役立ちます。
この記事を読んでわかること
- 30代・40代の社会人から保育士になるメリット・デメリット
- 新人保育士として心がける点
- 30代からの未経験保育士が働きやすい職場とは
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30代・40代を過ぎてから未経験で保育士をするメリット
いろいろな経験を重ねてきたぶん、保育士として働くときのメリットもたくさんあります。
今までの人生経験がめちゃめちゃ生きてきますよ!
仕事や家事・育児で鍛えられたスキルが生かせる
保育士になる前に、何かお仕事をされていた方
社会に出て仕事を経験しているということは、保育士として働くときにとても役立ちます。
例[仕事]
- 接客業=保護者対応が柔軟にできる
- 事務=園だよりや園のHP作りなどにパソコンスキルが使える
- 医療=園児の体調の変化や衛生面での園の取り組み方などに知識を役立てられる
- 美容・服飾=園の発表会などの衣装作りやヘアセットで活躍できる
保育とは全く関係のない仕事でも、なにかしらのポイントで保育士の仕事に生かすことができます。
人生経験の浅い新卒保育士にはない経験値が存分に生かされます!
家事・育児をされている方
保育士の仕事には、家事や育児の内容と通じるものがたくさんあります。
例[家事]
- 掃除
- 配膳
- 電話対応
- 洗濯 など
例[育児]
- 排泄のお手伝い・処理
- 着替え
- 食事のお手伝い
- 遊び相手 など
家事や育児は日常でされていることなので、保育の現場で急に必要になったときに焦ることなく対応できると思います。
保育が未経験とはいっても、子供に関するいろいろな面で経験値はかなり積み重なっています。
そのスキルは保育でも活躍するはずです!
保護者との関わりがうまい
30代40代の保育士は、保護者の方と同年代のことも多いです。
20代のフレッシュな先生ももちろんいいですが、30代40代の保育士は保護者の方から親近感を持ってもらいやすいという特徴があります。
それだけではありません。
今までの経験が土台となり言葉にも説得力が備わっているため、保護者からの信頼も自然と厚くなります。
子どもがいる人ならなおさらです。
子育てしている人なら、保護者の方と子育ての話をしたり共感したり・・
子育てを終えている人は、経験を頼りに色々な相談や質問を受けたり・・
「先生も同じお母さんなんだ」と思ってくれると、一気に距離が近づきます!
あとはやはり、子どものいるいないに関わらず今までの社会経験から保護者の対応は若い先生よりも上手な人が多いです!
今までの人生でいろんな難所を経験して、肝っ玉が据わってるケロね~~
未経験でも就職先はたくさんある
ニュースや新聞などでも保育士の人手不足についてよく目にすると思います。
これは、現場に入ると本当に嫌というほど実感します!
保育園には保育士の配置基準があります。
国が定めた保育士の配置基準
子どもの年齢 | 子どもの人数:保育士の人数 |
---|---|
0歳 | 3:1 |
1~2歳 | 6:1 |
3歳 | 20:1 |
4歳 | 30:1 |
5歳 | 30:1 |
配置基準をみて、「3歳児20人を1人で?!」
と目を疑いたくなりますが、日本の基準では現状そういうことになります。
しかし、実際にクラス運営をしていく中でこの人数比だと難しいことが多くあります。
そこで園ごとに、担任の先生をサポートする人員が配置されていることが多いです。
例
- 副担任としてもう一人保育士をクラスに配置
- どのクラスにも属さず、園全体の中で必要な場所のお手伝いをするフリーの先生を配置する
- 保育補助としてサポートしてくれる人を配置する など
このように、配置基準以上の人員が保育園には必要となります。
また、出産や介護など様々な理由で保育士の仕事を離れる人も多いため、保育士はいつも人手不足となっています。
そのため、未経験でも「保育士」の資格がある人は、それだけで歓迎されることが多いです。
人員確保のため、資格がなくてもよい「保育補助🔗」として求人を出すこともよくあります
資格がなくても「保育補助」として就職して、仕事をしながら保育士の資格を取得するのもありね!
正社員・パートなどいろいろな働き方ができる
保育士として就職するときに、雇用の形態もいろいろ選べます。
- 正職員
- フルタイムパート
- 扶養内パート
- 年契約 など
保育士の有資格者はどこの園も雇いたいはずなので、自分の条件に合う職場をしっかり選んでください。
- 家から近い
- 子どもの行事や体調不良の時は休みたい
- ピアノを弾くか(弾けない人は要確認!)
- 通勤手段 など
人によって優先したい項目は違うと思うので、事前に自分の希望や確認しておきたいことをリストアップしておきましょう。
あとで「聞き忘れた~」なんてことがなくなりますよ!
30代・40代を過ぎてから未経験で保育士をするデメリット
では、30代を超えてから保育士になることのデメリットをみてみましょう。
先輩保育士が年下
高校を卒業して、短大や専門学校に通って保育士免許をストレートで取得している場合、新卒で働きはじめるのは20才〜22才です。
30代40代から保育士として働きはじめるということは、一回り以上年下の先輩保育士から指導を受けることになります。
自分の子どもほど若い人に怒られることもあるかもしれません。
しかし、どんなに若くても仕事の上での経験値は確実に高いです。
謙虚な姿勢を忘れずに、ありがたくアドバイスや指導に耳を傾ける必要があります。
変なプライドは捨ててしまうことが大切!
体力がついていかない
どんなに精神的に活力にあふれていても、30代を超えてくると体力が若い頃よりも落ちてきます。
特に40代50代で保育士の仕事をするには、かなりの体力が必要になります。
朝から子どもの世話や遊びに付き合い、合間に掃除や事務仕事もこなさなければなりません。
忙しさのあまり体調を崩してしまわないよう、普段から体調管理や身体づくりを意識しましょう。
40代以降は気持ちだけではどうにもならなくなる時期。
休める時はしっかり休んで体力回復につとめましょう!
仕事がハード
保育士の仕事はハードです。
朝から晩まで走り回り、土日も交代で出勤する園もあります。
それだけでなく、入園式や運動会、発表会、卒園式。
行事もたくさんあります。
そして、各行事のたびに装飾から子どもの衣装や打ち合わせなど、さまざまな準備をしなければいけません。
行事前には土日返上で働く場合もあります。
家庭を持っている人や体力に自信がない人は、就職する前に希望する園の教育方針や行事の内容などをよく確認しておきましょう。
今はだいたいどこの園ホームページがありますよね。
事前に行事の内容などわかる場合もあるので、必ずチェックしておきましょう!
▶
資格なしでもOKの保育補助の仕事なら
30代・40代を過ぎてから保育士をするときに心がけること
園の方針や先輩のやり方に口出ししない
30代40代50代と人生のさまざまな荒波にもまれてきて経験豊富なあなた。
その経験を保育に生かしていくことは大切です。
しかし、保育士未経験の段階で園の方針や先輩保育士のやり方にあれこれ注文をつけたり口出しすることは絶対にNGです。
つい色々と目についてしまうことは多いと思います。
でも初めは保育士として新米です。
意見を言う前にいろんなことを学んでいくことが大切です。
常に謙虚な姿勢を忘れないよう心がけましょう。
年下の先輩先生を立てる
30代以降で保育士になった場合、先輩がだいぶ年下のことがよくあります。
そんなとき年齢が上だからといって、頼まれてもいないのに若い先生より前に出て保育をしたり勝手な判断で物事を進めたりしないよう注意しましょう。
経験でいうと保育士の先輩です。
どんなに若くて頼りないなと感じても、先輩をないがしろにしないよう気をつけてください。
若い先生は年上の未経験保育士が来ると、気を遣って仕事を振りにくかったりもします。
こちらから気を回して、先輩保育士が仕事を頼めるような環境を作りましょう。
無理をしない
体力・気力が落ちてくる年代は、とにかく
「無理しすぎない」
ことが大切です。
例
- 家に持ち帰った仕事を、睡眠を削ってする
- 重いものを無理して運ぶ
- 体調が悪いのに無理に出勤する
自分の体と相談しながら、心身ともに負担がかからないようにしましょう。
そのためにも、就職活動の段階で自分の希望と園での実際の仕事内容が合っているかを確認する必要があります。
パート、正職員、フルタイム・・
自分の希望はしっかりと伝えるようにしましょう!
30代・40代を過ぎて保育士として働きやすい職場とは?
30代・40代を過ぎて保育士になるって、本当にパワーをつかいますよね。
でも、保育士になってからが本番です!
自分がどんな施設で働きたいか、どういう雇用形態で働くか、前もってイメージや計画を立てておきましょう。
そのうえで、自分が保育士として働くときに優先したい条件を確認しておきましょう!
マンモス園は行事が大変
これは私の経験になりますが、園児の数がとても多いマンモス園は一つの行事を何回もわけてしたり、とにかく職員は大変でした。
職員の数はギリギリ。。
担任になると園児が来る日は休めないのが暗黙の了解でした。
もちろん、クラスも多ければ園児も保護者も多いです・・
顔と名前を覚えるのも一苦労、という感じです。
でも、マンモス園ならではの行事の迫力や終わった後の達成感は言葉にならないほどのものです。
たくさんの子どもと関わることができるのも魅力です。
最初から小規模の保育園に就職すると、大規模園ではなかなか働きにくくなります。
まずは経験を積む意味でも大きい園に就職するのもアリです!
幼稚園は長期休みがある
これも私の経験上ですが、、幼稚園には長期の休みがあります。
春休み・夏休み・冬休み・・
クラスとしては長期休みが3度もあります。
長期休み中に幼稚園に来る子どもは「お預かり」のクラスに通います。
そのため、担任はじめ職員にも長期休みがあります。
交代で「お預かり」のクラスに入りますが、そんなに回数は多くないため、長期休み中はゆっくり休むことができます。
長期休み中に次の学期の行事の準備を自宅でしたりもしますが・・
小学校や中学校の長期休みに家にいられるのは魅力的ね!
園によっては長期休みがないところもあるので、事前によく確認してください
「病児保育」は家庭との両立がしやすい
「病児保育」とは、病気の子どもを保護者に代わって保育士や看護師が病院や指定の施設で保育・看護するというサービスです。
病気の子どもを預かる場なので、行事や教育的なことは必要ありません。
持ち帰りの仕事も一切なし!
残業もなし!
基本的に室内で安静に過ごすので、体力的にもそんなに負担はかかりません。
また、雇用は病院になることも多いので、お給料やボーナスもしっかり支給されます。
病気の子どもの保育をするので、子育て経験がある人は特に歓迎されます!
病児保育士についての詳しい説明はこちら!
まとめ:30代から保育士になるメリット・デメリットを理解しておこう
30代・40代を超えて、「今から保育士になるぞ!」と決意された方。
保育士試験に合格していよいよ就活をする人。
保育士資格は前から持っているけど、保育士として働くのは初めての人。
保育士になりたいけどそんなの無理!って思われている方。
いろんな思いでこの記事を読んでいただいたと思います。
30代~保育士として働くメリットとデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
仕事や家事・育児で鍛えられたスキルが生かせる 保護者との関わりがうまい 未経験でも就職先はたくさんある いろいろな働き方ができる | 先輩保育士が年下 体力がついていかない 仕事がハード |
前もってメリットとデメリットを知っていると、職場選びのときの参考にもなりますよ。
人生一度きりなら、やりたいこと、やってみようかなって悩んでること、思い切ってやってみませんか?
一歩踏み出すことで見える景色があります。
一緒に新しい景色を見てみませんか?
この記事が、誰かの背中を少しだけでも押せることを願っています。
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