通信？独学？保育士試験おすすめ勉強法を徹底解説！

30代で保育士デビューし、現在は小児科で病児保育士をしているかもんです。

「子どもと関わる仕事がしたい」

「資格を取って働き方の選択肢を増やしたい」

そう思って保育士試験を目指す主婦や社会人の方は年々増えています。

でも、いざ勉強を始めようとすると…

こんな疑問や不安を抱えている方も多いはず。

この記事はこんな人におすすめ

• 保育士試験をこれから受けようとしている主婦や社会人の方
• 独学・通信講座・通信制大学の違いや向き不向きがわからない方
• 忙しくても合格できる、効率的な勉強法を知りたい方

この記事を読んでわかること

• あなたのライフスタイルに合った最適な勉強方法が見つかる
• 独学・通信それぞれのメリット・デメリットがわかる
• スキマ時間を活用した合格へのコツがわかる

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保育士試験の基本情報と合格までの流れを知ろう

「保育士になりたい！」

と思ったときに、まず知っておきたいのが試験の仕組みやスケジュール、どのくらい勉強が必要なのかという全体像です。

ここでは、保育士試験の概要から、試験に合格するまでの流れ、そして主婦・社会人にとっての現実的な勉強時間の目安まで、しっかり解説していきます。

保育士試験とは？｜誰でもチャレンジできる国家資格！

保育士試験は、厚生労働省が定める国家資格のひとつ。

年齢や性別はもちろん、実務経験がなくても一定の条件を満たしていれば誰でも受験できます。

受験資格は？

• 高卒＋指定された養成施設卒業
• 短大・大学卒業者（学部不問）
• 一定の実務経験がある人
• 一部通信制大学の在学者（所定の単位取得後）など

受験資格が不安な方は、全国保育士養成協議会の公式サイトで、事前に確認してみましょう。

＼ 受験資格や難易度はこちらで解説♪／

試験は年2回（前期・後期）

保育士試験は、基本的に年2回行われています。

試験区分	内容	時期
筆記試験	9科目（全マークシート）	4月頃（前期）・10月頃（後期）
実技試験	音楽・造形・言語のうち2つ選択	7月頃（前期）・12月頃（後期）

試験内容と難易度は？｜9科目の合格がカギ

筆記試験の内容は以下の9科目です。

それぞれに合格基準が設けられており、1科目ごとに合否判定されます。

筆記試験の9科目

1. 保育原理
2. 教育原理
3. 社会的養護
4. 子ども家庭福祉
5. 社会福祉
6. 保育の心理学
7. 子どもの保健
8. 子どもの食と栄養
9. 保育実習理論

それぞれ60点以上（100点満点）が合格基準とされ、合格した科目は3年間有効です。

実技試験の3分野（2つを選択）

• 音楽表現（ピアノや歌の演奏）
• 言語表現（子どもに向けたお話の語り）
• 造形表現（子どもの様子を描くイラスト制作）

「ピアノが苦手で…」という方も安心。

造形＋言語を選ぶ人も多数います。

主婦・社会人がチャレンジしやすい理由

保育士試験は、特に主婦や社会人にとって魅力的な資格です。

その理由は大きく3つ。

① 実務経験がなくてもOK

多くの国家資格とは違い、現場経験なしでも受験できるのが大きなポイント。

子育て経験やボランティア経験があれば、それが知識と結びつきやすいのも◎。

② 働きながら勉強できる仕組み

筆記科目は1科目ずつの合否判定なので、忙しい人でも数年かけて合格を目指せる設計になっています。

③ 資格取得後の働き方が柔軟

保育園だけでなく、以下のような職場でも活躍できます。

• 児童館や学童保育
• 企業内保育所
• ベビーシッターや保育ママ（自宅開業）など

パート・時短勤務や在宅保育といった柔軟な働き方も可能なので、家庭と両立したい主婦や、転職を考える社会人にもおすすめです。

＼ 未経験者でも保育士になれる！ ／

合格までに必要な勉強時間は？｜無理なく続けるのがポイント

「どれくらい勉強すれば合格できるの？」という疑問も多いですよね。

実際の合格者の声をもとにした目安は以下の通りです。

勉強内容	必要時間（目安）
筆記試験対策	約300〜500時間
実技試験対策	約20〜40時間

例えば、1日1時間ずつ勉強した場合、約半年〜1年で合格を目指せます。

もちろん、早めにスタートすれば、1日30分でも合格可能なケースも。

大事なのは、「完璧を目指さず、コツコツ続けること」。

次の章では、それぞれの勉強法（独学・通信講座・通信制大学）について、もっと詳しく見ていきましょう！

通信講座で学ぶ場合の特徴と選び方

「独学だと不安…」

「何から始めればいいかわからない」

そんなときの強い味方が保育士試験の通信講座です。

通信講座は、自宅で自分のペースで学びながらも、プロが作ったカリキュラムやサポート体制があるため、忙しい主婦や働く社会人にとってとても心強い選択肢です。

ここでは、通信講座のメリット・デメリット、さらに人気講座の特徴と選び方のポイントをご紹介します。

通信講座のメリット｜効率的に合格を目指せるサポート付き学習

まずは通信講座ならではのメリットから見ていきましょう。

メリット 1. 試験範囲を網羅した教材でムダがない

保育士試験は9科目あり、独学だと「どこまで勉強すればいいの？」と迷いがち。

通信講座なら、試験に出るポイントを押さえた教材があらかじめセットになっているため、迷わず学習を進められます。

メリット２．わからないことを質問できる

通信講座の大きなメリットのひとつが、質問サポートや添削指導が受けられること。

こういった疑問にもメールやオンラインフォームで講師に質問できるので、理解を深めながら確実に進められます。

メリット３．モチベーションを保ちやすい仕組みがある

通信講座の多くは、カレンダー形式の学習スケジュールがついていたり、進捗管理ツールがあったりと、途中で挫折しにくい工夫が満載。

「今日は何をやればいいか」が明確なので、迷わず学習でき、“続けやすさ”も魅力の一つです。

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一回目で合格できなかった科目や実技試験の対策講座も受講できます。（￥９８００～）
自分に必要な科目だけを受講したい人や、ひとりで実技試験の勉強をするのが不安な人におすすめ☆

通信講座のデメリット｜費用や教材の相性に注意

メリットが多い一方で、通信講座にも気をつけたい点があります。

デメリット１．独学に比べて費用が高い

通信講座の費用相場は5〜10万円程度。

独学の1〜2万円に比べると、初期投資は大きくなります。

ただし、短期で合格できれば時間の節約になるため、「お金より時間を優先したい」という方にはコスパの良い選択肢とも言えます。

デメリット２．自分に合わない教材だと続かない

教材のデザインや内容のレベルは講座によって異なるため、「開いてもやる気が出ない…」となることも。

申し込み前に、無料サンプル教材や資料請求をして、自分に合っているか確認することが大切です。

デメリット３．自由度が低いと感じる人も

通信講座には学習スケジュールが組まれている分、「自分のペースで自由にやりたい」人には窮屈に感じる場合もあります。

通信講座を選ぶときのチェックポイント

どの講座が自分に合っているのか、選ぶときに見るべきポイントは次の通りです。

✅ 自分のライフスタイルと両立できるか

• 映像講義中心か、テキスト中心か？
• 勉強時間は1日どのくらい必要か？

家事・育児・仕事との両立を考えながら、無理のない講座を選びましょう。

✅ サポート内容は充実しているか

• 添削や質問対応はあるか？
• 実技試験対策もカバーしているか？

一部の講座では、実技対策がオプション扱いになっていることもあるので要注意です。

✅ 実績や口コミはどうか

• 合格率や受講者数を確認
• SNSでのリアルな評判もチェック

「思っていたより難しい」「教材が分厚すぎて続かない」などの声も事前に調べておくと安心です。

通信講座はこんな人におすすめ！

• 一人では勉強が続かない・計画が苦手
• なるべく早く合格したい
• 勉強の方向性に自信がない

逆に、「費用を抑えたい」「教材は自分で選びたい」という方には、独学の方が向いているかもしれません。

おすすめの通信講座5選はこちら。実技対策までサポートばっちり！

では次に、教材選び～実技対策までを自分でこなしていく「独学」についてみていきましょう。

独学で保育士試験を受けるメリット・デメリット

「なるべくお金をかけずに保育士資格を取りたい」

「自分のペースでマイペースに学びたい」

そんな方に人気なのが、独学での保育士試験合格です。

独学でもしっかり勉強すれば、十分に合格を目指せます。

ただし、そのぶん「自己管理力」や「情報収集力」も必要になるため、合う人・合わない人が分かれやすいのも事実。

ここでは、独学のメリット・デメリットに加えて、合格するための具体的な勉強法のコツまで詳しくご紹介します。

独学のメリット｜コストを抑えつつ自由に学べる！

メリット１．圧倒的に費用が安い！

独学の一番の魅力は、コストがほぼかからないこと。

必要なのは市販のテキストと過去問集くらいで、1〜2万円以内に収まることがほとんどです。

自分で参考書等も選ぶことができるため、不必要と感じる出費もする必要がありません。

自分が納得した教材を使って勉強を進めていけるので、なるべく無駄を省いて効率よく資格を取りたいと思う方には最適です。

今はSNSなどで情報も集めやすいので、教材選びも自分好みにできます

メリット２．自分のペースで進められる

通信講座や学校のように決まったカリキュラムがない分、ライフスタイルに合わせて柔軟に勉強できるのも独学の利点。

このように、スキマ時間を活かした勉強スタイルが作りやすいです。

メリット３．情報がネットで手に入る時代

今はYouTubeやブログ、SNSなどで合格者の体験談や勉強法、模擬問題まで無料で手に入る時代。

「先輩たちの成功パターン」を真似することで、ゼロからでも効率よく学べます。

独学のデメリット｜続けられるかは自分次第

次に、独学ならではの難しさも知っておきましょう。

デメリット１．モチベーションが続きにくい

独学最大の壁は、「続かないこと」。

• つい後回しになる…
• わからないところで手が止まる…
• 家事や仕事に追われて勉強できない日が続く…

という悩みは多くの独学者に共通しています。

デメリット２．実技試験の対策がたてにくい

実技試験の対策は、参考書ではなかなか難しいと思います。

SNSの情報を参考にしたり、実技講座の対策だけ講座を受講するなど、何かしらの対策が必要になってきます。

ただ、SNS上の試験の内容や採点基準などの情報をもとに、自分で反復練習⇒第三者に客観的な視点から評価してもらう・・を繰り返していくことで、実技試験は合格も可能かと思います。

実技試験に関しては、後ほど別記事にまとめますのでそちらを参考にしてみてください。

デメリット３．質問できる人がいない

通信講座と違い、疑問点を聞ける相手がいないのも独学の難点。

ただし最近では、以下のような「学びのコミュニティ」も増えています。

上手に活用すれば、「一人で頑張っている感」を減らすことも可能です！

独学で合格するための勉強法のコツ

ここからは、「独学で合格できた人」がやっていた勉強のコツを3つご紹介します。

コツ1｜テキストは1冊に絞って繰り返す！

複数の教材に手を出すより、「1冊を完璧にする」方が効率的。

おすすめは以下のようなオールインワン型のテキストです。

• ユーキャンの『保育士速習レッスン』
• TAC出版の『みんなが欲しかった！保育士の教科書』

まずはこれ1冊で全体像を掴みましょう。

コツ2｜過去問は5年分×3回以上解く！

保育士試験は、過去問と似た問題が出やすい傾向があります。

特に法改正や数字の問題は繰り返し出題されるため、繰り返し解くことが重要です。

• 過去5年分を3周以上する
• 正解できた問題も、理由を説明できるかチェック
• 間違えた問題はノートにまとめて復習

実際に「過去問中心の勉強だけで全科目合格した！」という声もよく見られます。

コツ3｜スケジュールは“逆算型”で立てる

「いつまでに何を終わらせるか」を逆算してスケジュールを作ると、目標が明確になります。

例えば、半年後の試験を目指すなら…

また、「勉強した日にはカレンダーにチェックをつける」など、目に見える工夫でモチベーション維持を心がけましょう。

独学は「コツコツ続けられる人」におすすめ！

独学は費用を抑えて、自由に学べる反面、**「自分で調べて、自分を律する力」**が必要になります。

こんな方におすすめ！

• 勉強の習慣がある・自分で計画を立てられる
• 費用はなるべく抑えたい
• SNSや動画などを活用して学べるタイプ

逆に、「何から始めればいいかわからない」「途中で挫折しやすい…」という方は、通信講座の活用も検討してみましょう！

＼ 具体的な勉強法はこちら！／

通信制大学で資格取得する選択肢

保育士試験の合格ルートは筆記・実技の受験だけではありません。

実はもう一つの方法として、通信制大学や短大に通って保育士資格を取得するという道もあるんです。

「どうせ勉強するなら、学歴もつけたい」

「じっくり学んで、現場でも通用する保育士になりたい」

そんな方に人気の選択肢が、通信制大学での保育士資格取得です。

ここでは、その特徴やメリット・デメリット、大学選びのポイントを丁寧にご紹介します。

通信制大学で保育士資格を取るとは？

通信制の大学（保育士養成施設）で勉強するとは、ザックリいうと、大学（養成施設）の授業・講義等をインターネットで受講して学んだり課題やテストを提出するほか、年に何日か主要都市の会場で行われるスクーリングに出席して単位を取得し、卒業をめざすものです。

スクーリング＝学校や指定の会場に行って、直接先生から指導を受けること。単位を取るために必要。

＊学費・・・年間約２０～２５万円（スクーリング費別）

＊期間・・・２年～４年など、学校やカリキュラムによって違いがあります。

短大の保育科の通信制なら、最短で２年で資格取得できます

＊学習方法・・・DVD視聴型、オンデマンド型のスクーリングなどがあれば、学校から遠方でも受講可能。

＊資格について・・・卒業と同時に資格取得できる学校と、改めて保育士試験を受けなければならない学校があります。

受講するか決める前に、卒業と同時に資格が取れるかしっかりと確認してください！！

各学校・養成施設によって費用・カリキュラム・資格・・などそれぞれ違っていますので、比較・検討して受講する学校を選んでくださいね。

通信制大学のメリット｜保育士＋学位が手に入る！

メリット 1. 学位と資格が同時に取れる

最大の魅力は、保育士資格と「学士」または「短期大学士」などの学歴が同時に取得できること。

そんな方には、一石二鳥の選択肢です。

メリット２．卒業すれば国家試験なしで資格がもらえる

保育士試験のような筆記や実技試験は不要。

学内で定められた単位（科目）を取り、保育実習などを修了すれば、卒業と同時に資格が得られます。

「試験が苦手」「受験が不安」という方にとっては、大きな安心ポイントですね。

メリット３．現場に近い学びや実習ができる

大学によっては、現役の保育士や子育て支援者が講師を担当する授業や、実習を通じて実践力を身につける機会も充実。

など、じっくりと保育を学びたい方にはぴったりです。

通信制大学のデメリット｜時間・お金・実習のハードルに注意

通信制大学には魅力も多いですが、気をつけたい点もあります。

デメリット１．卒業までに時間がかかる

保育士資格が取れるのは卒業時点。

そのため、最短でも2〜3年、平均すると3〜4年かかることが多いです。

「今すぐ資格が欲しい」という方には不向きかもしれません。

デメリット２．学費が高め

年間の学費は15〜30万円前後。

4年間通うと、合計で60〜100万円程度の費用がかかることになります（※大学により大きく異なります）。

ただし、教育訓練給付金や奨学金を利用できるケースもあるため、事前に確認しておくと◎。

デメリット３．実習のスケジュール調整が必要

保育実習や施設実習などがあるため、

• 子育てや仕事とのスケジュール調整が必要
• 保育園や児童福祉施設とのやりとりも自分で行う場合がある

という点は覚悟しておきましょう。

通信制大学はこんな人におすすめ！

向いている人	理由
長期的に保育の仕事をしていきたい人	学びの深さ＋実践力が身につく
学歴をアップさせたい人	学士・短大卒としてキャリアに活かせる
試験に苦手意識がある人	国家試験なしで資格取得が可能

逆に、「今すぐ働きたい」「費用や時間を抑えたい」という人は、試験合格ルート（独学・通信講座）の方が合っているかもしれません。

通信制大学を選ぶときのポイント

１．保育士資格が確実に取得できる課程か？

「教育学部」や「児童福祉学部」といった名前でも、保育士資格が取れないコースもあるため、必ず「保育士養成課程」であることを確認しましょう。

２．実習の支援体制があるか？

保育実習は避けて通れません。

この２点は重要なチェックポイントです。

３．自分の生活に合った学習スタイルか？

これらを事前に具体的にイメージしておくと、入学後のギャップを防げます。

＼ 通信大学の詳しい説明はこちら！ ／

まとめ：保育士試験 勉強法ガイド｜全体のまとめ

いかがでしたか？

自宅でスキマ時間に無理なく勉強して、「保育士」という一生モノの資格を手に入れてみませんか？

それぞれのライフスタイルや好みなどを考えて、自分にとって一番良い勉強法を見つけていただければ嬉しいです。

通信講座のメリット・デメリット

メリット	デメリット
費用が安くおさえられる 自分の好きな時間で勉強できる すぐに始めることができる 独学よりも勉強を進めやすい	質問にすぐに対応してもらえない 自己管理が必要

独学のメリット・デメリット

メリット	デメリット
費用が最低限でおさえられる 自分のペースですべて行える	情報収集の手間がかかる 実技試験の対策がたてにくい モチベーションの維持が難しい

通信制大学について

学費	年間約２０～２５万円（スクーリング費別）
期間	だいたい２年～４年（学校やカリキュラムによって違いあり）
学習方法	通信学習メイン（学校によってスクーリング・課題テストなどもあり）
取得資格	保育士・幼稚園教諭など

保育士になる道は一つではありません。

どんな方法でも、「あなたらしいペース」で進めば、きっと夢は叶います。

今日から一歩ずつ、合格への準備をはじめましょう！

応援しています！

＼ 保育士の資格がなくても働ける！ ／