30代で保育士デビューをして、今は小児科で病児保育士をしている「かもん」です。
「保育士として働きたい」
「子どもに関わる仕事がしたい」
と思って調べてみたら、“受験資格がなくて試験が受けられない”…そんな壁にぶつかっていませんか?
でも大丈夫。
実は、今からでも受験資格を手に入れる方法はあります!
保育士かもんあきらめるのはまだ早い!
この記事はこんな方におすすめ
- 保育士試験を受けたいけれど、自分に資格があるのか不安な方
- 高卒・異業種からの転職を考えていて、保育士になりたい方
- 子育て経験はあるが、正式な受験資格がなくて困っている方
- 働きながら資格を目指したい社会人の方
この記事を読むとこうなります!
- 保育士試験の受験資格の仕組みが理解できる
- 自分がどのルートで受験資格を得られるかがわかる
- 今からでも間に合う、現実的なステップが明確になる
- あきらめなくて大丈夫!と前向きになれる
保育士になる夢を、あきらめなくていい理由を一緒に見ていきましょう!
まずは保育士試験の受験資格があるか確認してみましょう。
保育士試験についての説明はこちら
保育士試験の受験資格とは?まずは基本をチェックしよう





保育士試験に「受験資格」があるのはなぜ?



その疑問にお答えします!
国家資格である保育士試験には、誰でも受けられるわけではなく、一定の学歴や実務経験などが必要です。
理由は、
- 子どもの命を預かる仕事であること
- 専門的な知識や倫理観が求められること
など、質の高い保育を実現するための基準があるからです。
年齢制限は?
〇ありません。受験資格を満たしていればどなたでも受験できます。



最終学歴別にみてみましょう!
大学・短大を卒業した人
〇保育士とは関係のない学部・学科の卒業でも受験資格があります。
大学在学中の人
〇2年以上在学かつ62単位以上修得していれば、保育士と関係ない学部・学科でも受験資格があります。
〇現在在学中であれば、保育士と関係ない学部・学科でも受験資格があります。
※ 年度中に62単位以上修得できなかった場合、あるいは在学期間が2年間に満たなかった場合は合格(一部科目合格)となりません。
大学を中退した人
〇2年以上在学かつ62単位以上修得していれば、保育士と関係ない学部・学科でも受験資格があります。
短大在学中の人
〇保育士と関係ない学部・学科でも受験資格はあります。
※ 年度中に卒業できなかった場合は合格(一部科目合格)となりません。
専門学校卒業の人
①学校教育法に基づいた専修学校であること
②卒業した課程が修業年限 2年以上の専門課程であること
①②ともに当てはまる人
→保育士と関係ない学科でも受験資格あり
①②どちらかまたは2つとも当てはまらない人
A高校が保育科以外の人: 高等学校の卒業年月日が平成3年3月31日以前
B高校が保育科の人: 高等学校の卒業年月日が平成8年3月31日以前
→ABどちからに当てはまる人は受験資格があります。
専門学校在学中の人
①学校教育法に基づいた専修学校であること
②現在在学している課程が修業年限2年以上の専門課程であること
①②ともに当てはまる人
→保育士と関係ない学科でも受験資格はあります。
※ 年度中に卒業できなかった場合は合格(一部科目合格)となりません。
①②どちらかまたは②つとも当てはまらない人
A高校が保育科以外の人: 高等学校の卒業年月日が平成3年3月31日以前
B高校が保育科の人: 高等学校の卒業年月日が平成8年3月31日以前
→ABどちらかに当てはまる人は受験資格があります。
高校卒業の人
〇平成3年3月31日以前に卒業した人は、全員受験資格があります。
〇保育科で、平成8年3月31日以前に卒業した人は受験資格があります。
中学卒業の人
〇児童福祉施設などでの実務経験がなければ受験資格はありません。
いかがでしたか?
みなさん受験資格はありますか?



高校の卒業年月日で受験資格のあるなしががらりと変わってくるケロ~~
保育士試験の受験資格がない人が取れる3つのルート


まず、ここで確認したいのは保育士資格の基本的な取得方法です。
大きく分けて2つあります
①保育士試験に合格する
②保育士養成施設で資格を取る
①は受験資格がないとそもそも保育士試験が受けれないですよね。
でも、受験資格がないからと言ってあきらめないでください!
そんな人たちのために、受験できる方法があるんです。



保育士になりたい気持ち、カタチにしていきましょう!
実務経験ルート(児童福祉施設での勤務)
受験資格がない人が保育士試験の受験資格を手に入れる方法
⇒児童福祉法に定められた*児童福祉施設等で働く!
児童福祉法に定められた児童福祉施設
・ 保育所(利用定員20名以上)
・ 保育所型認定こども園
・ 幼保連携型認定こども園
・ 児童厚生施設(児童館)
・ 児童養護施設
・ 助産施設
・ 乳児院
・ 母子生活支援施設
・ 障害児入所施設
・ 児童発達支援センター
・ 児童心理治療施設
・ 児童自立支援施設
・ 児童家庭支援センター
受験資格認定基準に該当する施設・事業
・ 認可外保育施設
(認証保育園、認定保育園 等を含む)
・ 小規模保育事業(小規模認可保育所 等)
・ 幼稚園型認定こども園
・ 地域裁量型認定こども園
・ 幼稚園(特別支援学校幼稚部を含む)
・ 家庭的保育事業(保育ママ 等)
・ 居宅訪問型保育事業
・ 事業所内保育事業
・ 放課後児童健全育成事業
(学童クラブ・放課後児童クラブ・学童保育 等)
・ 一時預かり事業
・ へき地保育(特例保育)
・ 小規模住居型児童養育事業(ファミリーホーム)
・ 障害児通所支援事業(保育所訪問支援事業を除く)
・ 一時保護施設
その他にも
・ 放課後等デイサービス(児童デイサービス)
・ 院内保育
・ 企業主導型保育事業 等
受験資格を得られる条件は・・・
1) 高等学校の卒業が平成3年4月1日以降(保育科は平成8年4月1日以降)で、2年以上の勤務かつ総勤務時間
数が2,880時間以上、児童の保護に従事した者。
2) 5年以上の勤務かつ総勤務時間数が7,200時間以上、児童の保護に従事した者。
詳しくは、全国保育士養成協議会のHPをご覧ください。
簡単に言うと、、
・受験資格が得られると認められた施設で、子どもの養護や保護にかかわる仕事についていること。
・所定の時間と期間、勤務していること
この二点を満たしていれば、受験資格がもらえるということです。



給食の仕事や事務の仕事などでは受験資格にはならないってことケロね~



資格がなくても大丈夫な、「保育補助🔗」で実務経験をつむのがベスト!!
受験資格を取得するまでに、ある程度の期間はかかりますが、メリットはたくさんあります。
- 勤務していた時の経験が、保育士になった後の自分の保育に生かせる
- 保育の現場のリアルな面を肌で感じることができる
- 保育士のスキルを学ぶことができる
- 保護者対応など、対応力が鍛えられる
- シンプルにお給料が発生する など・・。



ぜひ遠回りとは思わず、自分の経験値を上げられるいい機会ととらえてみてください



働きながら保育の勉強ができるいい機会かも・・
▼資格がなくても働ける「保育補助」の仕事を探すなら
保育士試験を受験する予定がある人は、「資格取得見込み」で登録して利用してOK!
すぐに転職しなくても、求人を見るだけの登録でも大丈夫です。
いい求人を逃さないように定期的にチェックしましょう☆
保育士試験を受けずに保育士資格を取る方法


保育士資格を取得するための方法は、以下の通りです。
①保育士試験に合格する
②保育士養成施設で資格を取る
②保育士養成施設とは、どんなところでしょう。
⇒指定保育士養成施設には、主に大学(4年制)、短期大学(2年制)、専門学校(2年制/3年制)などの施設があります。
全国で合わせて600か所以上(令和3年4月1日時点)があります。
これらの学校を卒業すれば、試験を受けずに保育士資格を取得することができます。
短大や2年制の専門学校に進めば、2年で保育士資格を取得することが可能。
一方で、3年制の専門学校や大学では、幼児教育や子どもの心理学など周辺分野の学びを深めることができます。また、通信教育や夜間学部を設けている学校もあるので、働きながら学ぶことも可能。環境や目的に合わせて、進路を考えてみましょう。
引用元:厚生労働省公式HP



保育士試験を受けなくても、卒業と同時に保育士資格がとれるんですね!
①大学や短大・専門学校に通学する
大学、短大、専門学校に通学して保育士資格を手に入れることは、一番確実に資格取得ができる方法と言えます。
学習サポートや、質問・相談などもリアルタイムで直接行うことができます。
\ 2年間最短週2.5日で保育士資格ゲット! /
しかし、費用がかさむこと・仕事をしていたり子育て中の方は毎日通学することがなかなか難しいかと思います。
そんな方におすすめなのは、次に紹介する「通信制の大学」です。
②通信大学を卒業する
通信大学とは、仕事や育児などで通学して学ぶことが困難な人が自宅で学習しやすいようにカリキュラムが組まれた大学の通信学習です。
基本自宅で学習ができるうえに、費用も大学や専門学校などに通学するよりだいぶ安くなります。
そして、卒業と同時に保育士の資格を取得することができます。
=保育士試験を受ける必要がない!
確実に保育士の資格を取りたい人は、ぜひ一度「通信制大学」について目を通してみてください。
通信制大学ってどんなところ?
今から受験資格を得るまでの具体的ステップ
「ルートは分かったけど、何から始めればいいの?」
「そもそも自分に必要な条件って何?」
そんな方のために、受験資格を得るための行動ステップを、3つの段階に分けてわかりやすくご紹介します。
ステップ①:自分の「今の状況」を正確に把握しよう
チェックするポイント
- 最終学歴は?(高卒/短大卒/大卒/専門学校卒など)
- 保育に関する授業や実習を受けたことはあるか?
- 保育園や児童施設での勤務経験の有無・期間・勤務形態
- 過去に保育士試験を受けた経験はあるか?



れらを整理することで、自分にとって最短のルートが見えてきます。
具体的な整理方法
- 卒業証明書・成績証明書を用意する(履修科目の確認用)
- 過去のアルバイトやパート歴を振り返る
- 勤務していた保育施設が「児童福祉施設」に該当するかを確認
思っていたよりも条件を満たしているケースも少なくありません。
ステップ②:自分に合ったルートを選ぶ
次に、自分に合った受験資格取得ルートを選びましょう。
自分にぴったりのルートはこれ!
| 状況 | おすすめのルート |
|---|---|
| 高卒・保育未経験 | 実務経験ルート or 通信制養成校 |
| 保育士科目を学んでいない短大・大卒 | 保育士試験の受験資格あり |
| 子育て経験のみ(実務なし) | 実務経験ルートからスタート |
| 働きながら資格を目指したい | 通信制養成校がおすすめ |
| 時間と資金に余裕がある | 指定の専門学校や大学でしっかり学ぶ |



おすすめしているルート以外でももちろんオッケー!
ステップ③:行動開始!まずは「情報収集」と「応募・申込」から
ルートが決まったら、すぐに行動に移すことが大切です。
やるべきことは意外とシンプル!
実務経験ルートの場合
- 地元の保育園や児童福祉施設の求人を探す(ハローワークや求人サイトを活用)
- 勤務時間数・雇用形態・仕事内容を確認
- 応募前に「勤務証明書を発行してもらえるか」を聞いておく
通信制養成施設ルートの場合
- 厚労省指定の通信制養成施設をリストアップ
- 無料の資料請求やオンライン説明会に申し込む
- 入学時期(春・秋)を確認して、必要書類や手続きを準備する
専門学校・大学進学ルートの場合
- 保育士養成課程のある学校をピックアップ
- 学費・入試制度・通学可能エリアを確認
- オープンキャンパスや個別相談会に参加



情報収集は早めに動くのがカギ!
どのルートも、思い立ってからすぐ動けるとは限りません。
ステップ④:「保育士試験対策」も少しずつ始めよう
受験資格の取得を目指しながら、余裕があれば保育士試験の学習も始めておくと安心です。
勉強のスタートにおすすめの方法
- 保育士試験のテキストを1冊買ってみる
- YouTubeや無料講座で基礎知識に触れる
- スマホアプリでスキマ時間にクイズ形式で学習
資格取得の準備と並行して勉強を始めることで、将来的に試験を受ける場合にも対応しやすくなります。
よくある疑問や不安に答えます!Q&Aコーナー
受験資格のことは情報が複雑で、ネットで調べてもよく分からない…という声が本当に多いです。
ここでは、これまで多くの人がつまずいたポイントや、誤解しやすいところをQ&A形式で解説していきます。



モヤモヤを解消してください!
Q1. 子育ての経験って実務経験として認められるの?
A. 残念ながら、子育て経験は受験資格の実務経験にはカウントされません。
保育士試験で認められる「実務経験」は、以下のような児童福祉施設での勤務に限られます。
認められる施設例
- 保育所(認可保育園)
- 児童養護施設
- 乳児院
- 放課後等デイサービス
- 障害児入所施設 など
Q2. パートやアルバイトでも「実務経験」として認められるの?
A. はい、条件を満たせばパートやアルバイトでも大丈夫です!
重要なのは、勤務形態ではなく、勤務時間と期間です。
▼条件(高卒の場合):
- 2年以上勤務
- 合計2880時間以上の実務経験
パートやアルバイトでも、この条件を満たせば受験資格として認められます。
Q3. 高校卒業だけだとやっぱり受験できないの?
A. 高卒だけでは受験資格は足りませんが、条件を満たせば受験できます!
高卒の場合、受験資格を得るには次のいずれかが必要です。
▼高卒者が受験資格を得る方法:
- 児童福祉施設で2年以上・2880時間以上の実務経験を積む
- 通信制の養成施設で学ぶ(修了すれば試験ナシで資格取得)
- 保育士指定の専門学校・短大に進学する
「高卒=不利」というわけではありません。
むしろ高卒から資格取得して保育士として活躍している人もたくさんいます!
\ 実務経験を積むなら保育補助がおすすめ! /
Q4. 働きながら通信制の学校に通うのって大変?
A. 大変な部分もありますが、実際には多くの社会人が両立しています!
通信制の保育士養成施設では、仕事や家庭と両立しやすいように工夫されたカリキュラムが用意されています。
よくある通信制のスタイル
- 学習は基本的に自宅でテキスト・動画教材
- レポート提出が中心(期限内に郵送・ネット提出)
- スクーリング(対面授業)は年に数回のみ
- 実習は必要だが、スケジュール相談も可能
「時間の管理」と「やる気」は必要ですが、続けられる環境は整っています。
実際に、20代〜50代の社会人が多く通っているのもこのルートの特徴です。
Q5. どのルートを選べば最短で受験資格が取れる?
A. 状況によって異なりますが、「実務経験ルート」または「通信制養成校」が比較的短期間で可能です。
✅ 最短で目指したい人向けの比較:
| ルート | 最短期間 | ポイント |
|---|---|---|
| 実務経験ルート | 約2年 | 働きながら資格を目指せる |
| 通信制養成校 | 1.5〜2年 | 卒業=資格取得。試験なし |
| 専門学校・大学 | 2〜4年 | 専門的にじっくり学べる |
Q6. 自分が受験資格を持っているか、確実に調べる方法はある?
A. はい、都道府県の保育士試験担当窓口に問い合わせるのが確実です!
保育士試験の実施は各都道府県で行われており、受験資格の可否についても個別に相談可能です。
▼相談に必要なもの(例):
- 最終学歴の証明(卒業証明書・成績証明書)
- 勤務歴がある場合はその期間・内容
- 通信講座や養成校の情報(履修内容など)
各都道府県の試験センター、または保育士試験の事務局に電話・メールで相談すれば、具体的に何が足りないか教えてもらえます。
まとめ:受験資格がなくても、保育士を目指す道はある!


今すぐに保育士試験の受験資格がない人も、指定の児童福祉施設で働くことで受験資格がゲットできます。
保育士試験の受験資格がない人
⇒ 児童福祉施設などで規定の期間・時間働いて受験資格をゲットする。
保育士試験を受けずに保育士資格を取るためには「大学」「専門学校」「通信大学」を卒業しましょう。
保育士試験を受けずに保育士資格を取得する方法
⇒ ①指定の大学、短大、専門学校に通学して保育士資格を取得する
②通信制の大学で保育士資格を取得する
保育士不足の昨今、その必要性はどんどん大きくなってきています。
保育士になりたいと思う気持ちをカタチにして、ぜひ実現してくださいね!
この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
\保育補助の仕事を探すならここ!/













