メニュー
かもん
病児保育士
地方在住、40代病児保育士。

子育てしながら30代で保育士試験に合格。
その後、幼稚園で働きながらピアノを習得・幼稚園教諭の免許を取得。

自分の体験をもとに、保育士になりたい人や、悩める保育士さん向けに情報発信中!

ランニングとコーヒーをこよなく愛す、カエル顔の自由人。

【練習問題作品・合格作品あり】保育士試験「造形」の練習方法|40点で合格した描き方のコツ

当ページのリンクには広告が含まれています。

保育士試験の造形って、絵が下手でも合格できる?

45分で絵を完成させるには、どんな練習をすればいい?

実際に合格した人の作品を見てみたい

保育士かもん

造形を選択しようと思っていても、絵に自信がないと不安になりますよね。

私自身も保育士試験の実技では「造形」と「言語」を選択しました。

特別に絵が得意だったわけではありませんが、人物や保育場面の描き方を繰り返し練習し、本番では造形40点で合格することができました。

私が練習するときに特に意識したのは、きれいな絵を描くことよりも、

「よく使う人物や保育場面を繰り返し練習し、当日出された条件に合わせて45分以内に完成させること」

です。

現在の保育士試験でも、造形では試験当日に提示される問題文と条件に沿って、保育の一場面を絵で表現します。

公式では、情景・人物の描写や色使いなどを通して「保育の状況をイメージした造形表現」ができることが求められています。

この記事では、私が実際に行った造形の練習方法を、練習作品や本番の合格作品を公開しながら詳しく紹介します。

「絵が苦手だから造形は無理かも……」

と思っている方も、最初から上手な絵を描こうとせず、まずは45分で条件に合った一枚を完成させるための練習から始めてみましょう。

目次

保育士試験「造形」はどんな試験?

コップに立てられた色鉛筆

まずは、造形がどのような試験なのか確認しておきましょう。

造形は、保育の一場面をテーマにした問題に対して、指定された条件に沿って絵を描く実技試験です。

「絵の上手さだけを競う試験なのかな?」

と思ってしまうかもしれません。

しかし、公式には「保育の状況をイメージした造形表現」が求められており、情景・人物の描写や色使いなどが例として挙げられています。

そのため練習するときも、

「上手な絵を描く」

だけを目標にするのではなく、

「問題文から保育場面を読み取り、条件を満たした絵を時間内に完成させる」

ことを意識するのがおすすめです。

造形の試験時間は45分

造形の試験時間は45分です。

2026年の公式案内では、A4判の解答用紙に設けられた縦横19cmの枠内に絵を描きます。

45分と聞くと、

「結構時間がある」

と思うかもしれません。

ところが実際に、

  • 問題文を読む
  • 条件を確認する
  • 構図を考える
  • 人物を描く
  • 背景を描く
  • 色を塗る

ところまでやってみると、45分は思っている以上に短いです。

保育士かもん

私も練習を始めたころは、時間内に完成させることに苦戦しました。

絵が上手でも、細かなところに時間をかけすぎて最後まで完成できなければ、本番では困ってしまいます。

だからこそ造形対策では、絵そのものの練習と同時に、

「45分で一枚完成させる練習」

をしておくことが重要だと感じました。

問題文と条件は試験当日に発表される

造形では、事前に本番の問題が分かっているわけではありません。

問題文と条件は試験当日に提示されます。

※なお、試験時間や使用できる画材、解答用紙などのルールは変更される可能性があります。

受験前には必ず最新の情報を公式サイトで確認しておきましょう。

全国保育士養成協議会「実技試験について」で最新情報を確認する

そのため、

「この絵を丸暗記して本番でも描こう」

という対策はできません。

だからといって、何が出るか分からない状態でゼロから考える必要もありません。

私は、

  • 子どもが立っている姿
  • 子どもが座っている姿
  • 保育士と子どもが関わっている姿
  • 遊んでいる場面
  • 園庭
  • 保育室
  • 机や椅子
  • おもちゃや遊具

など、さまざまな問題に応用しやすい人物や背景をあらかじめ練習しました。

本番で問題を見てから、

「子どもの座った姿ってどう描くんだっけ?」

と考えるより、

練習したパターンを問題に合わせて組み合わせる

方が、時間を使いやすくなります。

この「使えるパターンを増やしておく」という考え方が、私の造形練習ではかなり役立ちました。

造形で求められていることは?

「どんな絵なら点数が高いの?」

「人物を大きく描けば加点される?」

など、採点基準が気になる方もいるでしょう。

ただし、造形について、

「人物を○人描けば○点」
「この描き方なら○点減点」

といった細かな採点基準が公表されているわけではありません。

公式で示されているのは、

保育の状況をイメージした造形表現ができること

であり、その例として情景・人物の描写や色使いなどが挙げられています。

そのため、ネット上にある「○○すると減点」といった情報を気にしすぎるより、まずは当日提示された問題文と条件を正確に確認することが大切です。

私は練習するときも、

「絵を上手に見せるには?」

だけではなく、

「この絵を見た人に、どんな保育場面なのか伝わるかな?」

と考えるようにしていました。

例えば、子どもが遊んでいる問題なら、

  • 何をして遊んでいるのか
  • 保育士はどのように関わっているのか
  • どこで遊んでいるのか
  • 子どもはどんな表情をしているのか

などが絵から伝わるようにします。

私は、この「保育場面が伝わる一枚にする」という意識を持って練習することが大切だと思います。

造形の合格点は何点?

保育士試験の実技は各分野50点満点で、選択した2分野とも6割以上得点することが合格条件です。

つまり造形なら、合格基準は30点以上です。

私の場合は、

40点/50点

で合格しました。

もちろん、試験が終わった直後は自分が何点取れるのか分かりません。

「ここをもっと丁寧に描けばよかった」

「時間があればもう少し直したかった」

と思うところもありました。

保育士かもん

それでも結果は40点!

この経験からも、

「ものすごく絵が上手でなければ合格できない」

と必要以上に心配しなくてもよいと思います。

重要なのは、本番までに試験形式に慣れる練習を重ねることです。

【40点で合格】私が実践した造形の練習方法

ここからは、私が実際に保育士試験の造形対策として行った練習方法を紹介します。

私は最初から、45分ですらすら絵を描けたわけではありません。

練習を始めたころは、

「子どもの体のバランスがおかしい」

「手や足をどう描けばいいか分からない」

「人物を描いていたら背景まで時間が回らない」

など、苦戦することがたくさんありました。

そこで、いきなり毎回45分の完成作品を描こうとせず、苦手な部分を一つずつ練習してから、過去問や予想問題を使った実践練習へ進みました。

練習で準備するもの

できるだけ本番と同じ条件で練習することが大切です!

まずは準備するものです。

・色鉛筆12〜24色

・ハンドタオル(色鉛筆が載せられる大きさ)

・消しゴム

・時計

・縦横19cmの枠が書いている用紙

色鉛筆は筆箱から出して、広げたハンドタオルの上にならべます。

筆箱に色鉛筆を戻すよりだいぶ時短になります。

色鉛筆は上下両方とも削っておいて、一方は尖らせ、もう一方はあまり尖らせないようにしておくと、細かい部分を塗る時と背景などの広い部分を塗る時に重宝します。

消しゴムは、新品のものよりは使い慣れたものを使うようにしましょう。

時計はとりあえず時間が測れてアラームが鳴らないものならなんでも大丈夫です。(置時計は×)

本番はA4の用紙に縦横19cmの枠が書かれたものが配布されます。

縦横19cm内に課題に沿った絵を書くことになります。

練習のときも、本番と同じように縦横19cmの枠を書いた用紙を準備しましょう!

保育士かもん

あとは本番と同じように時計で時間を測りながら、決めたテーマに沿った絵を描きましょう!

まず人物の描き方を練習する

私が最初に重点的に練習したのが人物です。

保育の一場面を描く以上、子どもや保育士を描く機会は多くなります。

ところが人物は、

「立っている姿なら何となく描けるけれど、しゃがむと描けない」

「横向きになるとバランスがおかしくなる」

など、ポーズが変わるだけで難しくなります。

そこで私は、

  • 立つ
  • 座る
  • しゃがむ
  • 走る
  • 手を伸ばす
  • 物を持つ
  • 子ども同士で関わる

など、保育場面で使いやすいポーズを繰り返し練習しました。

最初から細部まで上手に描こうとする必要はありません。

まずは、

「このポーズならこの形」

という自分なりのパターンを増やしていくイメージです。

同じ人物を何度も描いていると、少しずつ迷わず描けるようになり、時間短縮にもつながりました。

STEP
棒人間を描く

頭・からだ・足の棒人間で人物をザックリと描く

*子どもは頭を大きめに描く

STEP
手足の関節部分に〇をつける

手足の曲がる部分に〇をつけ、関節を意識しながら体に肉付けしていく

*ここでは洋服はまだ気にしなくてOK

*座る・ジャンプする・こける・ばんざいする・・などいろんな動きを練習します

STEP
顔や洋服などを描き上げる

洋服は、保育園の服・体操服・スモックなど活動ごとの服装を何パターンか決めておく

*表情はなるべく豊かに描く練習をする(泣き顔・怒り顔・笑い顔・困り顔・びっくり顔・・など)

最初は手足のバランスがうまく取れませんでしたが、同じポーズを何度も描くことで少しずつ短時間で描けるようになりました。

下書きには鉛筆を使ってもいいですが、あとで消す手間を考えると色鉛筆の「肌色」「オレンジ」あたりで描いたほうが時短につながります。

保育士かもん

下書きの色鉛筆の線を消さなくても、上から重ねて着色することで下書きの線が目立たず色を塗っていくことができます!

子どもと保育士の描き分けを練習する

次に意識したのが、子どもと大人を描き分けることです。

同じような体格で描いてしまうと、

「どちらが保育士なの?」

と分かりにくくなります。

私は、

大人
→ 身長を高くする
→ 顔や体を少し大きくする

子ども
→ 大人より背を低くする
→ 頭身を低めにする
→ 子どもらしい体のバランスを意識する

など、パッと見て区別できるように練習しました。

さらに、

保育士が子どもを見守る
一緒に遊ぶ
話しかける
援助する

など、子どもと保育士が関わっている構図も練習しておくと、さまざまな課題に応用できます。

造形では人物を単独で上手に描けるだけでなく、「保育士と子どもが何をしているのか」が伝わるように描けることを意識しておくとよいでしょう。

よくある保育場面を繰り返し描く

人物をある程度描けるようになったら、次は場面ごとの練習をしました。

例えば、

  • 園庭遊び
  • 室内遊び
  • 制作
  • 食事
  • 絵本
  • 散歩
  • 季節の行事

などです。

ここでも大切なのは、一枚の絵を丸暗記することではありません。

例えば「園庭遊び」なら、

砂場
滑り台
ボール
縄跳び
植物
園舎

など、使えそうなパーツをいくつか練習しておきます。

本番で園庭の問題が出たら、その中から条件に合うものを組み合わせます。

私はこの方法で、

「何を描けばいいのか考えている時間」を減らす

ことを意識しました。

保育士かもん

とにかく繰り返し練習!

背景のパターンも増やしておく

人物ばかり練習していると、意外と困るのが背景です。

子どもと保育士を描き終えたあと、

「保育室って何を描けば保育室らしく見える?」

と悩んでいると時間がなくなってしまいます。

そこで、

保育室なら
→ 窓・棚・机・椅子・おもちゃなど

園庭なら
→ 園舎・遊具・木・花壇など

といった、場所を伝えるために使いやすいものも練習しておきました。

背景を細かく描き込みすぎる必要はありません。

限られた45分の中で、

「ここは保育室だな」
「園庭で遊んでいるんだな」

と伝わる要素を入れられるようにしておくことがポイントです。

保育士かもん

保育園で使うものや、行事で使うものを繰り返し練習しておきましょう!

保育の色々な場面のイラスト
ピアノに合わせて歌う子供のイラスト
絵本を読む保育士のイラスト
鉄棒をする子供のイラスト
ピアノを弾く保育士のイラスト
保育士と子どものイラスト
砂場の場面のイラスト

最終的には45分で完成させる練習をする

5分で描くことに慣れてきたら、過去問などを使って本番に近い練習をしていきます。

ここで重要なのは、毎回違う問題に挑戦することです。

同じ問題だけを何度も描いていると、その絵自体は上手になりますが、本番で違うテーマが出たときに対応しにくくなります。

さまざまな問題を使って、

問題文を読む

条件を確認する

構図を考える

人物・背景を描く

色を塗る

45分以内に完成

という流れそのものを練習しましょう。

そして描き終わったら、

「指定された人物は全員いる?」

「場所は伝わる?」

「問題の条件を忘れていない?」

「45分で最後まで完成できた?」

と振り返ります。

私は、一枚一枚の完成度だけを見るのではなく、「前回より何ができるようになったか」を確認しながら練習することが大切だと思います。

制限時間は45分です。

この時間内に、「課題の読み込み・構図」「下書き」「色塗り」「最終チェック」を終わらせます。

私が意識していた時間配分は、以下の通りです。

「課題読み込み・構図作り」⇒5分

「下書き」⇒10分

「色塗り」⇒20~25分

「最終チェック」⇒5分

描く順番の基本ルート

  1. 構図ラフ(鉛筆で軽く全体の配置を決める)
  2. 人物から描く(主役の子ども→保育士→脇役の子)
  3. 背景・小物を追加(室内の棚や外遊具など)
  4. 線を整えてから色塗りへ
保育士かもん

この流れを毎回の練習で習慣化しておけば、本番でも迷わず進められます。

色塗りは「丁寧すぎない」が正解!

意外と時間がかかるのが色塗り。

でも、造形試験では「丁寧すぎる塗り」=時間不足になりやすいので注意が必要です。

色塗りの基本ルール

  • ムラや塗り残しがないことが最重要
  • 肌・服・背景の“最低限の色”が入っていれば十分
  • 明るめの色を使うと子どもらしさが出て◎

おすすめ色使い例

  • 肌:うすいピンクやうす橙でふんわり明るく
  • 服:水色・黄・ピンクなどの明るいトーン
  • 背景:草や木→緑、空→水色、砂場→茶系
  • 遊具:赤・黄・青などの原色をポイント使い!

\POINT/
「すべてに色を塗らなければならない」と思い込まないでOK。

主役がしっかり塗れていれば、背景や細かい部分は薄塗りでも合格に影響なしです!

保育士試験「造形」で合格するための描き方のコツ

造形の練習を重ねていくと、

「人物はどのくらい大きく描けばいい?」

「背景はどこまで描く?」

「色は濃く塗った方がいい?」

など、細かな部分も気になってきますよね。

ただし、造形では「この描き方なら○点」「これをすると○点減点」といった細かな採点基準が公開されているわけではありません。

そのため、ネット上の情報を気にしすぎるより、まずは問題文と条件をきちんと読み取り、保育の場面が伝わる一枚を時間内に完成させることを意識しましょう。

ここからは、私自身が練習するときに意識していたポイントを紹介します。

最初に問題文と条件を確認する

造形でまず大切なのが、いきなり描き始めないことです。

試験が始まったら、最初に問題文と条件をしっかり確認します。

例えば、

  • 描く場所
  • 子どもの人数
  • 保育士の人数
  • 子どもの年齢
  • 何をしている場面なのか
  • 指定されている物

などです。

絵を描くことに集中してしまうと、

「子どもを1人描き忘れた!」

「指定されていた物を入れていなかった!」

ということにもなりかねません。

私は問題を読んだら、条件を一つずつ確認してから構図を考えるようにしていました。

そして完成後にも、もう一度問題文と照らし合わせます。

絵の上手さを気にする前に、まずは出された条件を落とさないことを意識しましょう。

人物は小さくなりすぎないようにする

造形では、保育士や子どもが何をしているのかが絵から伝わるように描くことが大切です。

人物を小さく描きすぎると、

  • 表情
  • 動き
  • 子どもと保育士の関わり

などが分かりにくくなります。

私も練習では、人物が小さくなりすぎないよう意識しました。

ただし、

「人物は○cm以上にしなければならない」

といった公式基準があるわけではありません。

大きさだけにこだわるのではなく、人物・背景・保育場面全体のバランスを考えて描きましょう。

子どもと保育士の表情を意識する

人物を描くときは、体だけでなく表情も意識していました。

例えば、楽しく遊んでいる場面なのに、

全員が無表情

だと、楽しい保育場面が伝わりにくくなってしまいます。

笑っている子、保育士を見ている子、遊びに夢中になっている子など、場面に合った表情を考えます。

ケロりん

もちろん、漫画のように大げさな表情を描く必要はないケロ。

私は、

「この子はいま何をして、どんな気持ちなのかな?」

と考えながら描くようにしていました。

人物を単なる「人の形」として描くのではなく、保育場面の中で生きている子どもや保育士として描くことを意識するとよいでしょう。

人物同士の関わりが分かる構図にする

造形では、人物をそれぞれ上手に描けても、

全員がバラバラに立っているだけ

では、保育の場面が伝わりにくくなることがあります。

例えば、

子ども同士で一緒に遊んでいる
保育士が子どもに声をかけている
保育士が遊びを見守っている
子どもが保育士に何かを見せている

など、人物同士の関係が分かるように配置することを意識しました。

練習するときも「人物を描く練習」だけでなく、

2〜3人を組み合わせた構図

を練習しておくと、本番で使いやすくなります。

背景を使って「どこなのか」を伝える

背景も重要です。

例えば室内なら、

  • 椅子
  • おもちゃ

などがあります。

園庭なら、

  • 遊具
  • 園舎
  • 花壇
  • 砂場

などを描くことで、場所を伝えやすくなります。

ただし、背景を細かく描き込みすぎると時間がなくなります。

45分という制限時間があるので、

「この場所だと分かるために何が必要?」

と考えて、必要なものから描くようにしましょう。

私も練習を重ねるうちに、

保育士かもん

私も練習を重ねるうちに、
「保育室ならこれ」
「園庭ならこれ」
という背景のパターンをいくつか持つようになりました。

色塗りの時間をしっかり残す

造形では色鉛筆を使用します。

そのため、下描きに時間を使いすぎて、

最後の5分で慌てて全部塗る

という状態は避けたいところです。

私は練習の段階から、色塗りまで含めて45分で完成させるようにしました。

色を塗るときも、

「全部を完璧に塗ってから次へ」

と進めるより、時間を見ながら絵全体が完成した状態を作ることを優先しました。

本番では時間が来れば終了です。

そのため、

「あと10分あれば完成したのに」

ではなく、制限時間内に一枚の作品として完成させる練習をしておくことが重要です。

「上手な絵」より条件を満たした一枚を目指す

絵が苦手な人ほど、

「もっと人物を上手に描かなきゃ」

「他の人の合格作品みたいに描けない」

と不安になると思います。

私も練習中は、他の人の作品を見て焦ることがありました。

しかし、本番では絵画作品を自由に描くのではなく、提示された問題文と条件に沿って保育の一場面を表現します。

そのため私は、

上手に描くことより問題に答えること

を優先するようにしました。

多少人物のバランスが気になっても、そこだけを何度も描き直して時間を使うより、条件を満たして最後まで完成させる。

保育士かもん

この考え方は、私が造形を練習するうえでとても大切だったと思います。

【実物公開】私の練習作品と本番40点の合格作品

ここからは、私が実際に保育士試験のために描いた作品を紹介します。

「合格作品だけ」を見ると、

「最初からこれくらい描けたのかな?」

と思うかもしれません。

でも、私も最初から時間内にスムーズに描けたわけではありません。

練習を繰り返しながら、

人物を描くスピード

構図

背景

色塗り

45分で完成

と少しずつ改善していきました。

練習を始めたころの作品

練習を始めたころは、人物の体のバランスや手足の描き方に時間がかかっていました。

人物を描くことだけに集中すると、背景や色塗りに使える時間が少なくなってしまいます。

そこで私は、一枚の完成度だけを上げようとするのではなく、

「何に時間がかかっているのか」

を確認するようにしました。

人物に時間がかかるなら人物だけを練習する。

背景が思いつかないなら背景のパターンを増やす。

このように、苦手なところを分けて練習すると効率よく進めやすくなりました。

散歩

保育士試験造形練習作品・散歩をしている園児と保育士

1番最初に描いたものです。

子どもの顔が体に対して大きすぎて、マンガっぽくなってますね・・

靴や背景なども雑です(泣)

改善点

子どもの顔と体のバランスをとる。

全体的に線や色塗りが雑。

仲直り

保育士試験造形の練習作品・仲直りしている子供と仲介する保育士

2回目に描いたものです。

制限時間を5分オーバーしてしまいました・・

床はなんだかごちゃごちゃしているし、壁は暗いですね(汗)

改善点

背景に温かみを持たせる。

時間配分を考える

読み聞かせ

保育士試験造形の練習作品・絵本の読み聞かせ

こちらは時間内に描き上げましたが、背景がさっぱりしすぎています・・

なかなか思うように描けず焦っていた時期です。

この時で実技試験の2週間前くらいでした。

改善点

背景をもう少し書き込む

後姿の子どもがメインになっている(配置を工夫する)

練習を重ねたあとの作品

人物や背景を繰り返し練習していくと、少しずつ、

「この場面ならこう描こう」

と考えられるようになりました。

最初のころより、人物一人ひとりに使う時間も短くなり、その分、背景や色塗りまで進めやすくなりました。

造形は、同じ完成作品を何度も描いて覚えるというより、

いろいろな問題で使える「引き出し」を増やす

ことが大切だと感じました。

鉄棒

保育士試験造形の練習作品・鉄棒をする子供と保育士

こちらは時間6分オーバー!

やはりまだ時間配分が不安定です。

園児の服装や園庭の背景はだいたいのイメージが固まってきました。

改善点

時間配分をもっと気にする

誕生日会

保育士試験造形の練習作品・誕生会のイラスト

時間ぴったりで描き切りました。

誕生日会なので、明るい雰囲気になるように気を付けました。

一人一人の表情にも変化を付けました。

歌いましょう

保育士試験造形の練習作品・ピアノを弾く保育士と歌う園児

時間より4分早く描き切りました。

ちょっとピアノを弾く先生が遠かったかなと思います。

改善点

先生と子どもの距離感

砂場遊び

保育士試験造形の練習作品・砂場で遊ぶ保育

時間内で安定して描けるようになってきました。

実技試験まで1週間の時点です。

うがい手洗い

保育士試験造形の練習作品・うがい手洗い

人物を書くことにも慣れてきて、人数も多めに描くことができるようになりました。

背景の壁にも黄色を入れて、暗い印象にならないよう気を付けました。

改善点

背景の一人で部屋に入る子どもがさみしそう⇒誰かと一緒に入っていくほうが良い

こけちゃった

保育士試験造形の練習作品・こけて泣いている園児と駆け寄る保育士

臨場感が出るように表情や動きを工夫しました。

背景にも陰影をつけました。

もちつき

保育士試験造形の練習作品・餅つき

実技試験前日に描いたものです。

が、大失敗してます!!

子どもに熱々のもち米をひっくり返させたりしないですよね・・(泣)

よく状況を考えて描かないと‥と反省した試験前日でした。

保育士かもん

も~ここまできたら自分を信じて本番に挑むのみ!!

本番で40点だった合格作品

保育士試験造形の合格作品・動物園

こちらが、私が実際の保育士試験で描いた作品です。

ケロりん

完全に背景が失敗してるケロね~~

結果は、

40点/50点で合格

でした。

今改めて作品を見ると、

「もう少しここを丁寧に描けたかな」

「この部分はもっと工夫できたかも」

と思うところもあります。

決して完璧な作品ではありません。

それでも、私はこの作品で合格することができました。

だからこそ、絵が苦手で、

「こんな絵では合格できないかも……」

と心配している方には、最初から完璧な絵を目指しすぎなくてもよいと伝えたいです。

問題文を確認し、条件に合わせて保育場面を考え、時間内に最後まで描く。

その練習を繰り返すことが、私の場合は合格につながりました。

合格作品を振り返って感じたこと

実際に40点という結果を見て感じたのは、

「絵がものすごく上手でなければ合格できない試験ではない」

ということです。

もちろん、人物の描き方や色使いなどを練習することは大切です。

しかし、それと同じくらい、

  • 問題文をきちんと読む
  • 条件を落とさない
  • 場面が伝わる構図を考える
  • 人物・背景・色塗りまで完成させる
  • 45分という時間に慣れる

ことが大切だと感じました。

絵に自信がない方も、最初の作品だけを見て諦めず、練習前と練習後の自分を比べるようにしてみてください。

実技試験当日の服装について「スーツで行くべき?」「どんな靴がいい?」と迷っている方はこちらで詳しく紹介しています。

→ 保育士試験「実技」の服装について詳しく見る

保育士試験「造形」当日に向けて準備しておくこと

練習ができていても、本番当日に、

「色鉛筆が使えなかった」

「時計を忘れた」

などのトラブルがあると焦ってしまいます。

そのため、試験直前には自分が受験する回の受験票・実技試験の公式案内を必ず確認しておきましょう。

持ち物などのルールは変更される可能性があるため、ここでは現在の公式情報を参考にしつつ、最終的には最新情報を確認してください。

色鉛筆は12〜24色程度

現在の公式案内では、机上に置ける色鉛筆は12〜24色程度とされています。

クレヨン、パス、マーカーなどは使用できません。また、摩擦熱で消える色鉛筆も使用不可です。

たくさんの色を持っていけば有利というわけではありません。

むしろ練習のときから本番で使う予定の色鉛筆を使い、

「肌はこの色」

「床はこの色」

「木はこの色」

など、迷わず選べるようにしておくと時間短縮になります。

鉛筆・シャープペンシルも準備する

現在の公式案内では、HB〜2Bの鉛筆またはシャープペンシルが使用できます。

本番だけ新しいものを使うより、普段から使い慣れたものを準備しておく方が安心です。

また、消しゴムも忘れずに準備しておきましょう。

時計も忘れずに確認する

45分という時間を管理するためにも、時計は重要です。

ただし、使用できる時計にも条件があります。

スマートウォッチなど使用できないものもあるため、最新の受験案内で必ず確認してください。

練習するときも、本番を想定して時計を見ながら、

「今20分」
「あと15分」
「そろそろ色塗り」

と判断できるようにしておくと安心です。

本番と同じ道具で45分練習しておく

試験直前になったら、

本番で使用する予定の鉛筆・色鉛筆・消しゴム

を使って45分間の練習をしておきましょう。

色鉛筆によって、

  • 色の濃さ
  • 芯の硬さ
  • 塗りやすさ

などが違います。

「本番用だから」と新品のまま取っておくより、実際に使って感覚を確認しておくことをおすすめします。

造形試験当日の服装も確認しておこう

造形では45分間、机に向かって絵を描きます。

そのため、

腕を動かしやすいか
袖が邪魔にならないか
アクセサリーが気にならないか

なども確認しておくと安心です。

私が実際に受験したときの服装や、スーツ・靴・髪型などについては別の記事で詳しく紹介しています。

あわせて読みたい

保育士試験「実技」の服装は?スーツ・私服・靴について解説

造形を独学で練習するのが不安な場合は?

私は自分で練習を重ね、造形で40点を取って合格することができました。

そのため、造形は必ず通信講座を利用しなければ合格できないわけではありません。

人物のパターンを練習し、過去問などを使って45分で描く練習を繰り返すことで、独学でも十分対策できます。

ただし、造形の難しいところは、

「自分の絵のどこを直せばいいのか分かりにくい」

ことです。

自分では、

「これで大丈夫そう」

と思っていても、

  • 人物が小さすぎないか
  • 保育場面が伝わっているか
  • 構図が分かりにくくないか
  • 条件を読み取れているか

などを客観的に判断するのは簡単ではありません。

「一人で練習しているけれど、この描き方で大丈夫なのか不安」

「誰かに作品を見てもらいたい」

という方は、造形の添削などに対応している実技対策講座を利用する方法もあります。

独学で十分練習できている方には必要ありませんが、自分では改善点を見つけにくい方は選択肢の一つとして考えてみてもよいでしょう。

一人で造形対策をするのが不安な方へ

保育士試験の通信講座を料金やサポート内容から比較したい方は、こちらの記事も参考にしてください。

保育士試験のおすすめ通信講座を比較する

保育士試験「造形」についてよくある質問

保育士かもん

みなさんの疑問にお答えします!

絵が下手でも造形に合格できる?

絵が得意でなくても、練習によって合格を目指せます。

私自身も、芸術的な作品を描くことより、人物や背景のパターンを増やし、条件に合った保育場面を45分以内に完成させることを意識して練習しました。

結果は40点で合格しています。

「絵が下手だから無理」と最初から諦めるより、まず人物や背景など、使いやすいパーツから練習してみるのがおすすめです。

保育士かもん

パターンを決めて何度も練習することが合格への近道です!

造形は独学でも合格できる?

独学でも合格を目指せます。

私は基本的に自分で練習しました。

ただ、自分の作品を客観的に評価するのが難しい場合は、家族などに「何をしている場面に見える?」と聞いてみる方法もあります。

それでも改善点が分からない場合は、添削などを利用する方法もあります。

人物は何人描けばいい?

本番では、その年の問題文と条件に従ってください。

「必ず○人描けばいい」と覚えてしまうのではなく、問題文を読み、指定された条件を満たすことを優先しましょう。

背景はどこまで描けばいい?

背景をどこまで細かく描けば何点になる、といった基準は公開されていません。

私は、細部を描き込みすぎるより、

「どこで何をしている場面なのか伝わるか」

を意識しました。

人物に時間を使いすぎている場合は、背景をシンプルに描けるパターンも練習しておくとよいでしょう。

45分で描き終わらない場合はどうする?

まず練習の段階で、どこに時間がかかっているのか確認しましょう。

人物なのか、構図なのか、背景なのか、色塗りなのか。

原因が分かれば、その部分だけを集中的に練習できます。

毎回時間を測り、最後まで完成させる経験を増やすことが大切です。

色鉛筆は何色必要?

現在の公式案内では12〜24色程度とされています。

ただし、試験ルールは変更される可能性があるため、必ず自分が受験する回の公式案内を確認してください。

色数を増やすことより、普段から使い慣れた色鉛筆で素早く色を選べることの方が実践的です。

通信講座を利用した方がいい?

必須ではありません。

独学で練習して合格することもできます。

一方、

「自分の作品を客観的に見てもらいたい」
「どこを改善すればいいのか分からない」

という場合は、添削などのサポートがある講座を検討する価値があります。

まとめ|造形は「上手な絵」より45分で条件を満たす練習をしよう

6色の色鉛筆

保育士試験の造形というと、

「絵が上手じゃないと合格できないのでは?」

と不安になる方もいると思います。

私自身も練習を始めたころは、人物の描き方や45分という時間制限に苦戦しました。

それでも、

  • 人物のパターンを増やす
  • 子どもと保育士を描き分ける
  • よくある保育場面を練習する
  • 背景のパターンを増やす
  • 過去問などで時間を測る
  • 45分で色塗りまで完成させる

という練習を重ね、本番では40点で合格することができました。

造形では、最初から完璧な絵を描こうとする必要はありません。

一枚描くたびに、

「前回より人物を速く描けた」

「今回は最後まで色を塗れた」

というように、少しずつできることを増やしていきましょう。

そして本番では、絵の上手さばかりを気にするのではなく、問題文と条件を確認し、保育の場面が伝わる一枚を45分以内に完成させることを意識してみてください。

私の練習作品や40点だった合格作品も、「これくらいでも合格を目指せるんだ」と練習を続ける参考になればうれしいです。

保育士試験の合格までの流れも確認しておこう

造形の対策ができたら、筆記試験から実技試験、合格までの流れもあわせて確認しておくと安心です。

保育士試験の難易度や試験内容、合格するためのポイントについてはこちらの記事でまとめています。

保育士試験は本当に難しい?試験内容から合格までのポイントを詳しく解説

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

40代病児保育士。

~経歴~
30代子育て中に保育士試験合格(通信講座)、子供の通う幼稚園にて保育士デビュー。
35才から苦戦しながらもなんとかピアノを習得。
40才で幼稚園教諭1種を取得。(日本福祉大オンライン)

その後キャリアアップのため病児保育士に転身。
現在は小児科で病児保育士として働く。

自身の経験から、保育士になりたい人や悩める保育士さんにむけて情報発信中☆

まだあまり認知されていない病児保育についても保護者向け・保育士向けに紹介しています。

ビールとランニングをこよなく愛す、カエル顔の自由人。

目次