「そんなに抱っこしなくていいよ」
「抱っこしすぎじゃない?」
先輩保育士からこんなことを言われて、
「泣いている子を抱っこするのってダメなの?」
と悩んだことはありませんか?

抱っこしちゃダメなの?って戸惑うことがあるんです・・



その気持ちわかります~。
私も30代で保育士になった頃は、子どもが泣いていると「かわいそう」「早く泣き止ませてあげたい」と思い、抱っこすることがよくありました。
でも、保育士として経験を重ねるうちに分かったのは、抱っこすること自体が悪いのではなく、「なぜ今この子を抱っこするのか」を考えることが大切だということです。



抱っこにもいろんな理由がありますからね。
不安で泣いている子には、抱っこが大きな安心につながることがあります。
一方で、一人の子を長時間抱っこし続ければ、ほかの子どもに目を向けにくくなったり、子どもが自分から遊び始めるきっかけを逃したりすることもあります。
つまり、
「抱っこする・しない」のどちらかが正解なのではありません。
子どもの気持ちや状況を見ながら、抱っこを一つの援助として使うことが大切です。
この記事では、保育現場で「抱っこしすぎ」と言われる理由から、抱っこした方がよい場面、抱っこから遊びへ切り替える方法まで、私自身の経験を交えて紹介します。
「抱っこしすぎなのかな?」と悩んでいる保育士さんは、ぜひ参考にしてください。
保育士が子どもを抱っこするのは悪いこと?
結論からいうと、保育士が子どもを抱っこすること自体は悪いことではありません。
特に乳児や、登園直後で不安になっている子どもにとって、抱っこは安心するための関わりの一つです。
大切なのは、
「抱っこはダメ」
と考えることでも、
「泣いたら必ず抱っこ」
と考えることでもありません。
目の前の子どもが、
「どうして抱っこを求めているのか?」
「今は抱っこが必要なのか?」
「少し安心したら次の遊びへ移れそうか?」
と考えながら対応することが大切です。
抱っこは子どもが安心するための関わりの一つ
小さな子どもにとって、抱っこは単なる移動手段ではありません。
不安なとき、寂しいとき、眠いときなどに、信頼している大人に抱っこしてもらうことで安心することがあります。
例えば、
- 保育士の足元から離れない
- 手を伸ばしてくる
- 登園時に保護者と離れて泣いている
- 怖いことがあって不安になっている
といったときです。
そんなときに抱っこをして気持ちを受け止めることは、子どもが安心を取り戻すための援助の一つになります。
「抱っこ=甘やかし」と考えなくていい
「抱っこすると甘え癖がつくのでは?」
と心配になることもあるかもしれません。



そういわれると抱っこしていいのか迷っちゃう・・
しかし、抱っこを求めた子どもの気持ちを受け止めることと、何でも子どもの要求どおりにすることは別です。
不安なときに安心できる大人がいることで、気持ちを切り替えて遊びへ向かえる子もいます。
そのため、「甘やかさないために抱っこしない」と一律に決める必要はありません。



まずは子供にとって安心できる環境を作ることが大切ケロ☆
保育士自身の体への負担も考える
ただし、保育士の体は一つです。
長時間の抱っこが続けば、腰や膝、腕などへの負担も大きくなります。
特に乳児クラスでは、一人を抱っこしている最中に別の子も抱っこを求めてくることがあります。
子どもの気持ちを大切にすることと同じくらい、保育士自身が無理をしないことも大切です。
抱っこ以外の安心できる関わり方を増やしておくと、子どもにも保育士にも余裕が生まれます。
保育士が「抱っこしすぎ」と注意される4つの理由


保育学生の実習や保育士になりたての頃、先輩にこう言われた経験はありませんか?
「そんなに抱っこしなくていいから」



泣いてる子供がかわいそうで抱っこするのは、そんなにダメなことなの?



冷たく感じてしまう言葉かもしれませんが、これにはちゃんとした理由があります。
①ほかの子どもに目を向けにくくなる
保育士が一度に抱っこできるのは、子供ひとりです。
ひとりの子供をずっと抱っこしていたら、他の子供たちのことはかまってあげられません。
本当は自分も抱っこをしてほしいのに、我慢している子もいます。
先生と遊びたいなぁ・・と、ずっと順番を待っている子もいるかもしれません。
特に複数の子どもを見る保育現場では、一人の子に寄り添いながら、クラス全体を見る視点も必要になります。
先輩保育士から「抱っこしすぎ」と言われたときも、抱っこそのものを否定しているのではなく、
「ほかの子にも目を向けてね」
という意味が含まれていることがあります。
②ほかの子どもの危険に対応しにくくなる
子どもを抱っこして両腕がふさがっていると、ほかの子に危険が迫ったときにすぐ対応できないことがあります。
特に低年齢児の保育では、
- 転倒
- 噛みつき
- おもちゃの取り合い
- 高い場所へ登る
など、予想外のことが起こります。
保育士には子どもの気持ちを受け止めることだけでなく、クラス全体の安全を見る役割があります。
そのため、「今は抱っこしていて大丈夫な状況か?」を考えることも必要です。
そんな時に予測を立てて危険を回避できるよう、なるべく保育士の体制を整えておく方が良いでしょう。
③自分で気持ちを切り替える機会を逃すことがある
泣いている子を抱っこすることは間違いではありません。
ただし、少し落ち着いてきたのにずっと抱っこを続けていると、子どもが遊びやほかの活動へ気持ちを切り替えるタイミングを逃してしまうことがあります。
例えば、
抱っこ
↓
膝の上
↓
保育士の隣に座る
↓
好きなおもちゃや絵本へ誘う
というように、安心できたら少しずつ次の行動へつなげていきます。
大切なのは「泣いているから抱っこしない」のではなく、抱っこで安心したあと、どう次につなげるかです。



泣きやんで遊びに切り替えられるほうが、子供にとっても負担は少ないですからね!
④保育士自身の負担が大きくなる
長時間の抱っこが毎日のように続けば、保育士の腰や膝への負担も大きくなります。
「この子は私が抱っこしないと泣いてしまう」
という状態になると、精神的にも負担を感じるようになるかもしれません。
抱っこだけに頼らず、
- 膝に座ってもらう
- 手をつなぐ
- 隣に座る
- 背中をトントンする
- 一緒に遊ぶ
など、安心できる関わり方を増やしていきましょう。



特定の子どもばかりを抱っこする先生っていますが、子どもにとっても、クラス全体の運営にもよくない影響が出るのでやめましょう。
抱っこ以外の安心できる関わり方を増やしておくと、子どもにも保育士にも余裕が生まれます。
どんなときに抱っこしてOK?場面別の関わり
「この場面、抱っこしてあげていいのかな?」
「甘えかな?それとも不安なのかな…?」
子どもから抱っこを求められたとき、毎回同じ対応でよいとは限りませんよね。
場面や子どもの気持ちによって、「抱っこが効果的なとき」もあれば「別の対応が望ましいとき」もあります。
ここでは、よくある3つの場面ごとに、抱っこのOKラインや対応のポイントを丁寧に解説していきます。



泣いている理由によって、対応のしかたを考えましょう
登園時など不安で泣いているとき
登園直後や慣らし保育中など、子どもが強い不安を感じているときは、抱っこが安心につながることがあります。
例えば、
- 朝、保護者と離れて大泣きしている
- 慣らし保育中
- 転園したばかり
- 怖い経験をした直後
などです。
まずは抱っこで気持ちを受け止め、
「寂しかったね」
「先生ここにいるよ」
と安心できるように関わります。
少し落ち着いたら、
抱っこ → 膝 → 隣に座る → 遊び
と少しずつ移行してみましょう。
私自身、保育をするときは「抱っこで泣き止ませて終わり」ではなく、その子が次の活動へ気持ちを向けられるところまでを援助と考えるようにしています。



「泣いたらすぐ抱っこ」ではなく、「気持ちを受け止めたうえでの抱っこ」。
抱っこは“スタート”であり、最終ゴールではありません。
甘えてきたとき・スキンシップを求めてきたとき
泣いていなくても「抱っこ」と手を伸ばしてくる子はいます。
そんなときも、毎回断る必要はありません。
少し抱っこして気持ちを受け止めたあと、
「先生と手をつなごうか」
「お膝で絵本を読もうか」
と、別の関わりへ移してみてもいいでしょう。
抱っこだけが愛情を伝える方法ではありません。



甘えを受け止めてもらった経験が、将来の“安心して離れる力”につながります。
大事なのは、「どんな形で安心させるか」の選択肢を増やすことです。
一人を抱っこすると他の子も来るとき
保育現場では、一人を抱っこすると、
「私も!」
「僕も!」
とほかの子が集まってくることがあります。
そんなときは、全員を順番に長時間抱っこする必要はありません。
「○○ちゃんも抱っこしてほしかったんだね」
とまず気持ちを受け止め、
「先生の隣においで」
「一緒に絵本見ようか」
と、複数の子どもと関われる方法へ切り替えてみましょう。
抱っこできない=気持ちを無視する、ではありません。
子どもが「先生は自分の気持ちに気づいてくれた」と感じられる関わりをすることが大切です。



“抱っこしてもらえなかった”より、“ちゃんと順番を待ってもらえた”という体験の方が、子どもにとっても安心感につながることが多いです。
抱っこ以外でも子どもを安心させる方法
子どもが泣いたり「抱っこ」と求めてきたりすると、つい抱っこしてあげたくなりますよね。
もちろん、抱っこが必要な場面では抱っこして大丈夫です。
ただ、保育士は一人の子どもだけを見ているわけではありません。
ほかの子どもの安全を確認したり、食事や排泄の援助をしたりと、どうしても抱っこできない場面があります。
そんなときのために、「抱っこ以外でもこの先生と一緒なら安心できる」という関わり方を増やしておくと、保育が少し楽になります。
膝の上に座ってもらう
私もよく使っていたのが、抱っこから膝の上へ移る方法です。
例えば、泣いている子どもを最初は抱っこして安心させます。
少し落ち着いてきたら、
「先生のお膝に座ろうか」
と声をかけて、一緒に床へ座ります。
抱っこ
↓
膝の上
↓
隣に座る
↓
遊びへ
というように、少しずつ距離を変えていきます。
いきなり、
「もう抱っこ終わり!」
と離すよりも、子どもにとって気持ちを切り替えやすい場合があります。
私自身も、「抱っこをやめさせる」と考えるより、抱っこで安心した気持ちを次の行動につなげると考えるようになってから、対応しやすくなりました。
手をつないだり背中をさすったりする
子どもが求めているのは、必ずしも「抱っこそのもの」とは限りません。
「先生にそばにいてほしい」
「自分のことを見てほしい」
という気持ちから、抱っこを求めていることもあります。
そんなときは、
- 手をつなぐ
- 頭をなでる
- 背中を優しくさする
- 隣に座る
- 「ここにいるよ」と声をかける
などでも安心できる場合があります。



抱っこできない状況でも、
「あなたのことをちゃんと見ているよ」
という気持ちを伝えることが大切です。
好きな遊びへ誘ってみる
抱っこで少し気持ちが落ち着いてきたら、その子が好きな遊びへ誘ってみるのもおすすめです。
「車見に行こうか」
「この絵本、一緒に読もうか」
「○○ちゃんが好きなおもちゃあるよ」
など、その子が興味を持ちそうなものへつなげます。
私も保育をしていて、
さっきまで抱っこから降りようとしなかったのに、好きなおもちゃを見つけた瞬間に自分から降りて遊び始める
という場面を何度も経験しました。
子どもにとって抱っこが必要なくなった瞬間を見逃さず、遊びへつなげてあげましょう。



びっくりするくらい急に気持ちが切り替わる子どももいます!
子どもの気持ちを言葉にする
抱っこできないときこそ、子どもの気持ちを言葉にしてあげることも大切です。
例えば、
「抱っこしてほしかったんだね」
「ママと離れて寂しかったね」
「先生にそばにいてほしかったんだね」
などです。
すぐに要求に応えられなくても、気持ちを受け止めてもらうことで落ち着く子もいます。
「抱っこできないから放っておく」のではなく、
気持ちは受け止めながら、今できる方法で関わる
ことを意識してみてください。
子どもの気持ちを受け止めながら、こちらの思いを伝える声かけは、叱る場面でも大切です。
「強く言いすぎてしまう」「怖い先生になりたくない」と悩んでいる方は、こちらも参考にしてください。


特定の保育士ばかりに抱っこを求めるときは?
保育をしていると、特定の保育士ばかりを追いかけたり、その先生にだけ「抱っこ」と求めたりする子どももいます。
「私が抱っこしすぎたから、この子が私に依存してしまったのかな?」
と心配になるかもしれません。
しかし、特定の保育士を求めるからといって、すぐに「抱っこしすぎが原因」と考える必要はありません。
まずは、その子がどんなときに抱っこを求めているのか観察してみましょう。
例えば、
- 登園直後に不安なとき
- 眠いとき
- 疲れているとき
- 保護者と離れて寂しいとき
- 慣れない環境で安心したいとき
など、抱っこを求めるタイミングが見えてくることがあります。
私も保育をしていて、特定の子から何度も抱っこを求められることがありました。
そんなときは、いきなり抱っこをやめるのではなく、
抱っこ → 膝の上 → 隣に座る → 一緒に遊ぶ
と少しずつ関わり方を変えるようにしていました。
また、自分だけで対応し続けるのではなく、ほかの保育士にも遊びに入ってもらうなど、安心できる大人を少しずつ増やしていくことも一つの方法です。



誰が保育しても安心できるように子どもを導いてあげることが大切です。
大切なのは「私に依存させないように抱っこをやめよう」と考えることではありません。
その子の安心できる気持ちを大切にしながら、抱っこ以外の安心できる関わり方も増やしていくと考えてみましょう。
特定の大人を求めるという点では、自分の子どもと同じ保育園で働く場合にも似た難しさがあります。
私自身、自分の子どもがほかの子を抱っこする私を見て泣いてしまった経験があります。


「抱っこしすぎ」と先輩保育士に言われたときはどうする?
この記事を読んでいる方の中には、
「先輩から抱っこしすぎと言われて、自分の保育に自信がなくなった」
という方もいると思います。
私自身も、保育士になったばかりの頃は先輩から言われた一言を気にして、
「私の関わり方は間違っているのかな?」
と悩むことがありました。
でも、「抱っこしすぎ」という言葉だけでは、何を改善したらいいのか分かりません。
大切なのは、注意されたことをそのまま「抱っこ禁止」と受け取るのではなく、理由を考えてみることです。
なぜ「抱っこしすぎ」と言われたのか考えてみる
まず、そのときの状況を振り返ってみましょう。
例えば、
- 一人の子を長時間抱っこしていた
- ほかの子どもへの対応が遅れていた
- 抱っこしたまま危険な場面に対応していた
- 子どもが落ち着いたあとも抱っこを続けていた
- 自分自身が疲れていた
などです。
先輩保育士は、抱っこそのものではなく、クラス全体を見たうえでアドバイスしている可能性があります。
そう考えると、
「抱っこしてはいけない」
ではなく、
「必要なときには抱っこしながら、ほかの子にも目を向けよう」
と具体的な改善につなげられます。
分からなければ理由を聞いてみる
「抱っこしすぎ」とだけ言われても理由が分からなければ、聞いてみてもいいと思います。
例えば、
「さっき抱っこしすぎと教えていただいたのですが、どんなふうに対応したらよかったですか?」
と聞けば、先輩も、
「ほかの子が待っていたから」
「もう落ち着いていたから遊びへ誘ってもよかったかも」
など、具体的に教えてくれるかもしれません。
単に「すみません」で終わらせるより、次の保育でどうしたらよいかを聞く方が、自分自身の成長にもつながります。



成長のチャンスととらえましょう!
先輩保育士のやり方を観察してみる
経験のある保育士が、抱っこを求める子どもにどう対応しているか観察してみるのもおすすめです。
例えば、
「最初は抱っこしているけれど、すぐ膝へ移している」
「抱っこしながら別の子にも声をかけている」
「子どもの好きな遊びへ自然に誘っている」
など、実際に見て初めて分かることがあります。
私自身も、先輩保育士の関わり方を見ながら、
「こういう声のかけ方があるんだ」
と学んだことがたくさんあります。
すべてをそのまま真似する必要はありません。
良いと思った方法を少しずつ自分の保育に取り入れてみましょう。



目の前で先輩のスキルをたくさん観察して、自分の保育にも生かしてみるケロ♪
ただ、保育に対する考え方は園によってかなり違います。
「子どもの気持ちに寄り添った保育がしたいのに、園の方針とどうしても合わない」
と感じる状態が続いているなら、ほかの園の保育方針を知ってみるのも一つの方法です。
今すぐ転職する必要はありませんが、
「どんな園なら自分らしい保育ができるのかな?」と気になる方は、保育士向け転職サイトを比較したこちらの記事も参考にしてください。
「抱っこしすぎかも」と悩んだときに意識したいこと
子どもに安心してもらいたい。泣いてる子を放っておけない。
…その気持ち、とてもよくわかります。
でもある日、ふと「私、もしかして抱っこしすぎてるかも…?」と不安になる瞬間、ありませんか?



ある~!正解がわからなくなる。
そんなときは、自分の関わり方を見直すチャンスかもしれません。
保育士自身の負担を減らしつつ、子どもとの関係をより良くするヒントが見つかりますよ。
抱っこする目的を考える
子どもが泣いたら反射的に抱っこするのではなく、
「この子は今、何を求めているのかな?」
と一度考えてみましょう。
不安で安心したいのであれば、抱っこが必要かもしれません。
一方、
「先生に気づいてほしい」
「一緒に遊びたい」
という気持ちなら、隣に座ったり遊びに誘ったりする方が合っていることもあります。
正解を毎回当てる必要はありません。
抱っこの「終わり」まで考える
抱っこすることよりも意識したいのが、
「このあとどうする?」
です。
抱っこで安心したら、
抱っこ → 膝 → 隣 → 遊び
とつなげる。
眠かったのであれば、
抱っこ → 落ち着く → 午睡
へつなげる。
登園時なら、
抱っこ → 気持ちを受け止める → 好きな遊び
へつなげる。
このように考えると、抱っこが「その場しのぎ」ではなく、子どもが次の行動へ向かうための援助になります。
クラス全体を見る
保育士として難しいのが、目の前で泣いている一人の子と、クラス全体の両方を見ることです。
私も最初の頃は、目の前で泣いている子がいると、その子のことだけで頭がいっぱいになることがありました。
でも、周りには、
「先生に話を聞いてほしい子」
「一緒に遊んでほしい子」
「トラブルになりそうな子」
もいます。
抱っこしているときこそ、少し顔を上げて周囲を見てみましょう。
一人の子に丁寧に関わることと、クラス全体を見ることの両方を意識する。



これは経験を重ねるうちに少しずつできるようになっていきます。
自分の保育を責めすぎない
「抱っこしすぎ」
と注意されると、
「私は保育士に向いていないのかな」
と落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
でも、子どもが泣いているのを見て、
「安心させてあげたい」
と思って抱っこしたのであれば、その気持ちまで否定する必要はありません。
必要なのは、
「抱っこしない保育士になること」ではなく、「抱っこも含めていろいろな方法で子どもを安心させられる保育士になること」
だと思います。
「今日は抱っこから遊びへうまく切り替えられた」
「今日はほかの子にも声をかけられた」
そんな小さな変化を積み重ねていきましょう。



子供に寄り添う気持ちを持つことが何より大切!
保育のスキルは少しずつ習得したので大丈夫ケロ。
まとめ|抱っこはダメではない。大切なのは「その後」の関わり


保育士が子どもを抱っこすること自体は、悪いことではありません。
不安なときや寂しいとき、抱っこによって安心できる子どもはたくさんいます。
一方で、一人の子を長時間抱っこし続けると、
- ほかの子どもに目を向けにくい
- 危険に対応しにくい
- 遊びへ移るタイミングを逃すことがある
- 保育士自身の体への負担が大きくなる
といったこともあります。
だからこそ、
「抱っこするのはいい?ダメ?」
と二択で考える必要はありません。
私自身も保育士として経験を重ねる中で、抱っこだけでなく、
膝に座る・手をつなぐ・隣にいる・気持ちを言葉にする・好きな遊びへ誘う
など、いろいろな関わり方があることを学びました。
そして、抱っこしたときには、
「安心できたら、次にどうつなげよう?」
と考えてみてください。
先輩から「抱っこしすぎ」と言われても、自分の保育をすべて否定されたと考える必要はありません。
なぜそう言われたのかを考え、分からなければ聞き、少しずつ自分の引き出しを増やしていけば大丈夫です。
子どもの気持ちを大切にしながら、クラス全体にも目を向けられる。
そんなバランスを少しずつ見つけていきましょう。









