「海外で保育士として働いてみたい」
「英語を使って、子どもと関わる仕事がしたい」
そんなふうに考えたとき、候補に入りやすいのがカナダです。

留学やワーホリでもメジャーな国ですもんね!
カナダは多文化の国なので、いろいろな背景を持つ子どもたちと関われます。
さらに、保育士の需要も高く、海外で保育経験を積みたい方には魅力的な環境です。
ただし、カナダで保育士として働くには、資格やビザ、英語力、州ごとのルールを知っておくことがかなり大事です。
日本の保育士資格だけでそのまま働けるとは限らないので、事前に流れを押さえておくと安心ですよ。
この記事がおすすめな人
・海外で働きたい保育士さん
・カナダで保育士を目指したい方
・資格や給料、働き方をまとめて知りたい方
この記事を読むとこうなる
・カナダで保育士になる流れがわかる
・必要な資格やビザの考え方がわかる
・給料や働き方のイメージがつかめる
この記事では、カナダで保育士として働く方法を、資格・仕事内容・給料・就職までの流れに分けてわかりやすく紹介します。



「いつか海外で働きたい」を、少しずつ現実に近づけていきましょう。
カナダで保育士として働くには?


「カナダで保育士になりたいけれど、何から始めればいいの?」
と悩む方は多いですよね。



興味はあるけど何から始めればいいかわからないって人、けっこういますよね。
実は、日本で保育士として働いていた経験があっても、そのままカナダで保育士として働けるわけではありません。
州ごとに資格制度が異なるため、まずは働きたい地域のルールを確認することがスタートになります。
ここでは、カナダで保育士になるために知っておきたい基本を紹介します。
カナダの保育士(ECE)とは?
カナダでは、保育士は「ECE(Early Childhood Educator)」と呼ばれています。
ECEは、カナダで3〜5歳児の教育を担当するための資格です。
遊びや生活を通して、子どもの心や体の発達を支えます。
日本の保育園と似ている部分もありますが、保育の考え方には違いがあります。



ピアノもほとんど弾かないんです。
カナダでは、子どもの自主性や個性を尊重する保育が中心です。
大人が細かく指示を出すよりも、「子ども自身が考えて行動する力」を育てることを大切にしています。
また、多文化社会ならではの保育も特徴です。
園にはさまざまな国籍や文化、宗教を持つ子どもたちが通っています。
そのため、お互いの違いを認め合いながら過ごせる環境づくりも、ECEの大切な役割です。



日本とはだいぶ環境が違うのね・・
働くために必要な資格
カナダで保育士として働くには、多くの州でECE資格の登録が求められます。
日本の保育士資格を持っていても、自動的にカナダの資格へ切り替わるわけではありません。
州によって制度は異なりますが、次のような流れで資格を取得するケースが一般的です。
・日本の資格や成績証明書を提出する
・不足している科目があればカレッジで学ぶ
・州のECE登録機関へ申請する
たとえば、日本人に人気のブリティッシュコロンビア州では、海外の保育資格を審査したうえで登録できる場合があります。
日本の保育士の短大や大学、専門学校に2年以上通い、卒業、保育士資格を取得した方が書き換えの対象となります。
※学校に通わずに保育士の国家試験を独学で取得した方は書き換えの対象外。



保育士資格の書き換えには、全体で6ヶ月程度かかるケロ~
一方、オンタリオ州では別途登録手続きが必要です。
どの州で働きたいかによって条件が変わるため、最初に希望する地域を決めてから準備を進めるとスムーズですよ。
ビザはどうする?
資格と同じくらい大切なのが、働くためのビザです。
代表的なのは次の3つです。
ワーキングホリデービザ
18〜30歳(日本国籍の場合)の方が利用できる制度です。
一定期間自由に働けるため、まずはカナダで保育補助やチャイルドケアの仕事を経験したい方に人気があります。
学生ビザ
カレッジでECEコースを学ぶ場合は、学生ビザを取得します。
現地で資格を取得できるため、卒業後に就職しやすくなる点が魅力です。
就労ビザ
現地の保育施設から雇用を受けると、就労ビザを取得できる場合があります。
保育士は人手不足が続いている地域も多く、条件が合えば雇用主がビザ取得をサポートしてくれるケースもあります。
また、カナダで保育士として経験を積むことで、永住権の申請につながる制度を利用できる可能性もあります。
将来的にカナダへ長く住みたいと考えている方にとっても、保育士はチャレンジしやすい職業の一つです。
まずは「働きたい州」と「自分に合ったビザ」を決めることが、カナダで保育士になる第一歩になります。
体験談:私の親戚の場合
実際私の親戚がカナダで保育士デビュー、永住権をとって家族でカナダに移住しました。
30代・男性
既婚
奥さんと子ども2人
ごく普通の会社員だった一家の大黒柱が、一念発起してカナダで保育士になりました。
家族より一足先にカナダに移り、スクールに通って保育士資格を取得。
永住権を獲得して家族もみんなで移住しました。



日本の未来に光が見えないと、海外移住を決めたとのこと!



海外で保育士デビューすることは、今や珍しいことではありません。
カナダの保育士の仕事内容と働き方


「カナダの保育士って、日本と何が違うんだろう?」と気になりますよね。
仕事内容は子どもの成長を支えるという点では同じですが、保育の考え方や働く環境には違いがあります。



事前に知っておくと、現地で働き始めたときも戸惑いが少なくなりますよ。
ここでは、カナダの保育士の仕事内容や働き方について紹介します。
勤務先の種類
カナダの保育士は、さまざまな施設で働けます。
施設ごとに対象年齢や保育方針が異なるため、自分に合った職場を選べるのも魅力です。
Daycare(デイケア)
日本の保育園に近い施設です。
生後数か月の赤ちゃんから就学前の子どもまでを預かり、遊びや生活を通して成長をサポートします。
最も求人が多く、日本人保育士も多く活躍しています。
Preschool(プリスクール)
3〜5歳頃の子どもを対象にした施設です。
小学校入学前の準備として、遊びを取り入れながら文字や数字、コミュニケーションなどを学びます。
教育の要素が少し強い施設もあります。
Montessori(モンテッソーリ)
子どもの自主性を大切にする教育法を取り入れた施設です。
年齢の異なる子どもが同じクラスで過ごすことも多く、一人ひとりのペースに合わせた保育を行います。
モンテッソーリ資格を持っていると、就職で有利になる場合もあります。
After School Program
小学生を対象にした学童保育のような施設です。
学校が終わった後に宿題をしたり、スポーツや工作などの活動を行ったりします。
幼児だけでなく、小学生と関わる仕事をしたい方にも人気があります。
1日の仕事の流れ
勤務時間は施設によって異なりますが、フルタイムでは1日8時間前後働くケースが一般的です。
一日の流れは次のようになります。
【7:30〜9:00】
子どもたちの登園を迎えます。保護者から体調や連絡事項を聞き、その日の様子を確認します。
【9:00〜11:30】
外遊びや制作、絵本の読み聞かせ、音楽などのアクティビティを行います。
子ども自身が遊びを選ぶ時間も多く、保育士は見守りながら必要なサポートをします。
【11:30〜13:00】
昼食や片付けを行います。
食事のマナーだけでなく、自分で準備や後片付けをする習慣も大切にしています。
【13:00〜15:00】
お昼寝や静かな遊びの時間です。
その間に保育記録をまとめたり、翌日の準備をしたりすることもあります。
【15:00以降】
おやつや自由遊びを行い、お迎えに来た保護者へその日の様子を伝えます。
英語で保護者とコミュニケーションを取る場面も多いため、少しずつ慣れていくことが大切です。
日本との違い
カナダで働く多くの日本人保育士が驚くのが、保育に対する考え方です。
日本では、集団行動や協調性を重視する場面が多くあります。
一方、カナダでは「子ども一人ひとりの個性を尊重する」という考えが根付いています。
子どもが「何をして遊びたいか」を自分で選ぶ時間も多く、大人は必要以上に指示を出しません。
また、保護者との関係もフレンドリーです。
毎日の送迎では、子どもの様子だけでなく、ちょっとした雑談を交えながらコミュニケーションを取ることも珍しくありません。
さらに、多文化社会ならではの環境も特徴です。
園にはさまざまな国や地域にルーツを持つ子どもが通っています。
宗教上の理由で食べられない食材があったり、家庭ごとに大切にしている文化が違ったりするため、それぞれを尊重した保育が求められます。
最初は日本との違いに驚くかもしれませんが、多様な価値観に触れながら働けることは、カナダで保育士として働く大きな魅力の一つです。



実際カナダで保育士として働くヒーカさんのブログがとってもわかりやすいケロ!
カナダの保育士の給料や待遇


「海外で働くなら、やっぱり給料が気になる」
という方も多いですよね。



現実的に気になるところ!
カナダは日本より保育士の給与水準が高い州も多く、経験や資格によって収入アップも目指せます。
また、福利厚生が充実している職場も多いため、長く働きやすい環境が整っています。
ここでは、カナダの保育士の給料や待遇について詳しく見ていきましょう。
平均年収・時給
カナダの保育士は、州や勤務先、経験年数によって給料が異なります。
一般的には、時給20〜35カナダドル程度が目安です。
経験を積んだ保育士や役職者になると、時給40カナダドル以上になるケースもあります。
年収にすると、およそ45,000〜70,000カナダドルほどが一つの目安です。
日本円では、為替レートによって変わりますが、おおよそ500万〜750万円前後になります。



日本よりも高収入なことが多いでしょう。
特に給与水準が高い州として挙げられるのが、次の地域です。
・ブリティッシュコロンビア州
・アルバータ州
・オンタリオ州
近年は保育士不足への対策として、州独自の賃金補助制度を設けている地域もあります。
そのため、以前よりも給与水準が上がっている州も少なくありません。
ただし、バンクーバーやトロントは家賃が高いため、収入だけでなく生活費も合わせて考えることが大切です。
地方都市では給与がやや低めでも、生活費を抑えられるため、結果的に貯金しやすいケースもあります。
福利厚生
カナダでは、正社員として働くと福利厚生が充実している職場が多くあります。
代表的なものを紹介します。
有給休暇
勤務先によって異なりますが、年間2〜3週間ほどの有給休暇が付与されることが一般的です。
勤続年数が長くなると、有給日数が増える職場もあります。
長期休暇を利用して日本へ一時帰国したり、カナダ国内を旅行したりする保育士も多くいます。
医療保険
カナダでは州ごとに公的医療制度があります。
さらに、勤務先によっては歯科治療や眼科、薬代などをカバーする民間保険に加入できる場合もあります。
日本では自己負担になりやすい治療費を補助してもらえる点は、大きな魅力です。
年金制度
一定の条件を満たして働くと、カナダの公的年金制度の対象になります。
将来的に長くカナダで生活したい方にとっては、安心につながる制度の一つです。
また、勤務先によっては退職金制度や教育支援制度を用意しているところもあります。
研修費用を負担してくれたり、資格取得をサポートしてくれたりする職場もあるため、求人情報は細かく確認しておきましょう。
需要と将来性
カナダでは保育士不足が続いており、多くの州で人材を積極的に募集しています。
背景には、人口増加や共働き世帯の増加に加え、政府が保育サービスの拡充を進めていることがあります。
そのため、今後も保育士のニーズは高い状態が続くと考えられています。
また、経験を積むことでキャリアアップも目指せます。
たとえば、次のような働き方があります。
・リーダー保育士
・センターマネージャー
・スペシャルニーズを支援する保育士
・ECEインストラクター
・保育施設の運営スタッフ
さらに、保育士は一部の州で移民政策の対象となる職種に含まれることもあります。
一定期間働いた経験や英語力などの条件を満たせば、永住権の申請につながる可能性もあります。
「まずは海外で働いてみたい」という方はもちろん、「将来はカナダに長く住みたい」と考えている方にとっても、保育士は挑戦しやすい職業の一つです。
給料だけでなく、働きやすさやキャリアアップの選択肢も含めて考えると、カナダは保育士にとって魅力的な環境と言えるでしょう。



カナダとオーストラリアはワーホリや留学でも特に人気です!


カナダで保育士を目指すまでの流れ


「カナダで保育士として働いてみたい」と思っても、何から始めればいいのかわからない方も多いですよね。
海外就職はハードルが高く感じるかもしれませんが、一つずつ準備を進めれば決して難しいものではありません。
ここでは、カナダで保育士になるまでの流れを順番に紹介します。
英語力を身につける
まず取り組みたいのが、英語力の向上です。



全く話せないようでは保育士として仕事ができないケロ~
保育の仕事では、子どもと遊ぶだけではなく、保護者との会話や職員同士のミーティング、記録の作成など、さまざまな場面で英語を使います。
特に次のような英語力が身につくと、仕事を始めやすくなります。
・子どもへ簡単な指示が出せる
・保護者へ一日の様子を説明できる
・スタッフとコミュニケーションが取れる
資格取得やカレッジ入学を目指す場合は、IELTSやCELPIPなどの英語試験のスコアが求められることがあります。
学校や州によって条件は異なりますが、IELTSならオーバーオール6.0〜6.5程度を目安にしているケースが多く見られます。
英語に自信がない方は、オンライン英会話や語学学校を利用しながら、日常会話だけでなく保育現場で使う英語も覚えておくと安心です。
資格取得・仕事探し
英語力が身についてきたら、次は資格や仕事探しを進めます。
すでに日本で保育士資格を持っている方は、希望する州で資格の認定を受けられるか確認しましょう。
認定を受けられる場合でも、追加で書類の提出や研修、カレッジでの履修を求められることがあります。
資格取得と並行して、求人情報もチェックしておくと準備がスムーズです。
求人は次のような方法で探せます。
・現地の求人サイト
・保育施設の採用ページ
・海外就職に強いエージェント
・知人やコミュニティからの紹介
ワーキングホリデーで渡航する方は、保育補助やアシスタントとして経験を積み、その後ECE資格を取得してキャリアアップするケースもあります。
また、現地のカレッジでECEコースを修了すると、卒業後に就労ビザや永住権を目指しやすくなる場合があります。
自分の年齢や予算、将来の目標に合わせて、最適なルートを選びましょう。
海外就職を成功させるコツ
最後に、カナダでの就職を成功させるために意識したいポイントを紹介します。
保育経験をアピールする
日本での勤務経験は大きな強みになります。
担当した年齢やクラス運営、行事の企画、安全管理など、具体的な経験を整理しておくと、面接でも伝えやすくなります。
英文履歴書を準備する
カナダでは、日本の履歴書とは形式が異なる英文履歴書(Resume)を使用します。
職務経験やスキルを簡潔にまとめることがポイントです。
応募先ごとに内容を少し調整すると、採用担当者にも好印象を与えやすくなります。
面接対策をしておく
面接では、英語力だけでなく保育に対する考え方も見られます。
たとえば、次のような質問をされることがあります。
・子ども同士のトラブルにどう対応しますか?
・保護者とのコミュニケーションで大切にしていることは何ですか?
・あなたが考える良い保育とは何ですか?
事前に英語で答えを準備しておくと、落ち着いて受け答えできます。
また、笑顔やアイコンタクト、相手の話をしっかり聞く姿勢も評価されるポイントです。
カナダでは、経験だけでなく人柄やコミュニケーション能力を重視する職場も多くあります。
少しずつ準備を積み重ねていけば、海外で保育士として働く夢は十分に実現できます。



最初から完璧を目指す必要はありません。
「英語を勉強する」「働きたい州を調べる」「求人を見てみる」といった小さな一歩が、カナダで保育士として働く未来につながっていきます。
まとめ:カナダで保育士になる夢を一歩ずつ実現しよう


「海外で保育士として働いてみたい」
という夢を叶えたいなら、カナダはとても魅力的な選択肢です。
保育士の需要が高く、働き方やキャリアの幅も広いため、日本での経験を活かしながら新しい環境に挑戦できます。
ただし、日本の保育士資格だけで働けるわけではありません。
州ごとに資格制度や登録方法が異なるため、まずは働きたい州の条件を確認することがスタートになります。
今回の記事のポイントを振り返ると、次のとおりです。
- カナダでは保育士は「ECE(Early Childhood Educator)」として活躍する
- 州ごとに資格制度や登録方法が異なる
- 時給は20〜35カナダドル、年収は45,000〜70,000カナダドルが目安
- 保育士の需要が高く、キャリアアップや永住権を目指せるチャンスもある
- 英語力や資格、ビザの準備を進めることで海外就職への道が開ける
海外で働くことに不安を感じるかもしれませんが、一歩ずつ準備を進めれば決して手の届かない夢ではありません。
まずは気になる州の保育士資格について調べたり、英語学習を始めたりと、できることから取り組んでみましょう。
その小さな一歩が、カナダで保育士として活躍する未来へとつながっていきます。








