こんにちは!
30代で保育士デビューをして、現在は小児科で病児保育士をしている「かもん」です。
今回は、
「病院が嫌い!」
「注射が怖い!」
「お医者さんに行きたくない!」
そんなお子さんにぜひ読んでほしい絵本を5冊、紹介したいと思います。
病院嫌いのお子さん。
病院に行くたびに泣かれると、保護者の方はとっても大変ですよね・・
そんなお子さんに読んでいただきたい絵本を、実際に病児保育で病気のお子さんに毎日接している私かもんが、厳選した5冊を紹介しようと思います。
病院嫌いのお子さんが1人でも少なくなりますように・・
この記事を読んでわかること
- 病気のお子さんに呼んでほしい絵本
- 注射が嫌いなお子さんに呼んでほしい絵本
- お医者さんが怖いお子さんに呼んでほしい絵本
病児保育って何?働くパパママ必見!
ノンタンがんばるもん(偕成社)
お母さん世代にもおなじみのノンタンシリーズの中の1冊です。
あらすじ
ノンタンはご機嫌でブランコに乗っています。
と、どっし~ん!!
思いっきりブランコから落ちてしまったノンタン。
耳がちぎれそうなほどの大けがをしてしまいます。
大変、大変!!
お友達みんなでノンタンを病院まで運んでいきます。
耳を治すためには、まず注射をしなければいけません・・
注射が怖いノンタンは、逃げ出してしまいます。
さあ、無事にノンタンの耳は治療できるでしょうか??
このお話のポイント
見どころは、ノンタンがみんなに応援されて、
「ぼく がんばるもん!」
と決意するところです。
ノンタンの表情から、勇気をふりしぼった決意の固さが感じられます。
注射が嫌いなお子さんは、きっとノンタンに共感できると思います。
ノンタンの頑張る姿に、きっと子どもたちも勇気をもらえるのではないでしょうか?
病児保育でも大人気のこのお話。
注射を選ぶカバの看護師さんの歌にはぜひメロディーをつけて歌ってあげてくださいね!
ノンタンはっくしょん!(偕成社)
こちらもノンタンシリーズの一冊。
あらすじ
ノンタンは風邪をひいてしまいます。
は、は、はっくしょーん!
くま先生のところに来たノンタン。
お口をアーンして
お胸をもしもしして
お薬もちょんちょんして。
あとはお家でたくさんたくさん寝て元気になろうね。
お話のポイント
ノンタンがくまのお医者さんのところに行って、ひと通りの診察を受ける流れは、実際にお子さんが小児科で受ける診察の流れとだいたい同じだと思います。
病院嫌いのお子さんも、ノンタンと一緒だよと事前に絵本を読んでイメトレすることで、病院に対する恐怖心が少しはやわらぐのではないでしょうか。
「お薬を飲んで、いっぱい寝ること=病気を治すこと」
という、病気の時の過ごし方のお手本にもなる絵本です。
ノンタンの力は絶大です!
小さいお子さんに、病気のときの過ごし方がわかりやすく伝えられます。
おいしゃさんがこどもだったとき(保育社)
病院のお医者さんがこどもだったときのお話し。
あらすじ
きぬたこうたろう先生は、子どもたちの病気を治すお医者さん。
だけど、こうたろう先生は子どもの頃お医者さんが大嫌いだった。
だって痛い注射をするから。
でもある時、病院に行くと、初めて会う若い先生がいて、、。
お話しのポイント
今は注射をする側の病院の先生も子どもの時は、
「注射は嫌だ、注射は怖い」
ってみんなと同じように感じてたんだね。
これだけで子どもたちのお医者さんへの親近感が一気に沸いてくると思います!
そして、注射が少しでも怖くなくなるように声をかけてくれる先生に、保護者目線でほっこりすると同時に勉強にもなります。
注射の注は、パワー注入の注なんだよ!
5歳くらいのお子さんに是非読んであげてほしい一冊です。
ドアがあいて、、(ほるぷ出版)
次は外国の絵本です。
あらすじ
暗い待合室で静かに診察を待つおもちゃたち。
うでがとれてしまったり、タイヤがなくなってしまったりしたために修理を待っているのです。
ドアを開け1人入っていきます。
出てくるとまた1人入り、順番に入っては出てを繰り返していきます。
次はいよいよ鼻の折れた僕の番です。
いったい、どんな先生が診てくれるのでしょうか?
お話のポイント
くらい待合室で診察を待つ様子が、何とも言えないドキドキ感をかもしだします。
待合室の中が一人一人と少なくなっていく様子や、
診察室から出てくるおもちゃたちの明るい様子。
なんといっても、楽しい擬音がふんだんに使われていて、ぜひ親子で一緒に楽しんでほしい1冊です。
病院の待合室で、お子さんと一緒にこの絵本のお話をして待つときっと不安もやわらぎますよ
はーくしょい(ポプラ社)
せなけいこさん作の人気絵本です。
あらすじ
いつも元気なルルちゃんが、
「はーくしょい!」
風邪をひいちゃったみたいです。
セーターを着ても、マスクをつけても、魔法使いを呼んでも、
「はーくしょい!」
でもでも、お医者さんにいったなら・・?
お話のポイント
風邪をひいてしまったルルちゃんのお話。
お母さんがセーターを着せたり、マスクをつけたりする場面は皆さん経験があると思います。
魔法使いを呼んでみるルルちゃんにクスっとわらってしまいます。
描かれているお医者さんの顔がとっても優しそうで、子どもたちの「お医者さんが怖い」という思いをふきとばしてくれます。
とってもシンプルなお話しですが、小さい子供にもわかりやすく、繰り返し何度でも読みたくなるストーリーです。
最後に子ども心をくすぐる場面が描かれていますよ!
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まとめ
今回ご紹介させていただいた絵本5冊は、どれも実際の病児保育で子どもたちに読み聞かせをして、反応の良いお話です。
現役病児保育士が病院嫌いの子供によく読む絵本5冊
- ノンタン頑張るもん
- ノンタンはっくしょん!
- おいしゃさんがこどもだったとき
- ドアがあいて、、
- はーくしょい
特に、ノンタンシリーズは、何度も「読んで!読んで!」とリクエストされたり、「僕も注射がんばったよ!」とそれまで緊張しておとなしかった子どもが会話するきっかけになったりと大活躍しています。
子どもたちの病院や注射が怖い、お医者さんが怖い、という思いを受け止めつつ、少しでもその気持ちが和らいでくれるよう保護者の方も寄り添い励ましておられることでしょう。
そんなお子さんや保護者の方たちのお力に、少しでもなれたら幸いです。
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