「どうして私のときだけ泣くの?」
「寝かしつけに入ると嫌がられてしまう…」
そんなふうに悩んでいませんか?
寝かしつけがうまくいかないと、自信をなくしてしまいますよね。
でも大丈夫です。
寝かしつけは“センス”ではなく“コツ”で上達します。
この記事がおすすめな人
- 午睡の時間が毎日ストレスになっている
- 自分だけ寝かしつけを嫌がられている気がする
- 先輩みたいにスムーズに寝かせたい
- 子どもとの信頼関係をもっと深めたい
この記事を読むとこうなる
- 寝かしつけで嫌がられる理由がわかる
- 明日から実践できる具体的な方法がわかる
- 子どものタイプ別対応ができるようになる
- 自信をもって午睡に入れるようになる
保育士かもんコツをつかめば寝かしつけが得意になりますよ♪


なぜ保育士の寝かしつけは嫌がられるの?


結論
寝かしつけを嫌がられるのは、保育士の技術不足ではなく、子どもの「不安」や「発達段階」が大きく関係しています。
まずここを理解することが大切です。
理由がわかると、対応が変わります。
対応が変わると、子どもの反応も少しずつ変わっていきます。
ここでは、よくある原因をより詳しく解説します。
環境の変化に不安を感じている



子どもにとって“寝る”はとても勇気がいること!
眠るという行為は、自分の意識をゆだねることです。
安心できる環境でなければ、体は自然と緊張します。
特に次のようなタイミングは要注意です。
- 入園・進級したばかり
- 担任が変わった
- クラスの人数が増えた
- 生活リズムが安定していない
- 家庭での環境に変化があった(下の子誕生など)
子どもは言葉で説明できなくても、心は揺れています。
例
普段は落ち着いている2歳児が、担任が変わった途端に寝る前だけ泣くようになる。
これは「先生が嫌い」なのではなく、「安心の拠点が変わったことへの戸惑い」であることが多いです。
まずは「不安なんだね」と受け止める姿勢が第一歩です。
「寝かせよう」とする気持ちが伝わっている



子どもは大人の心の動きに敏感!
- 早く寝てほしい
- 他の子もいるから焦る
- 午後の準備が気になる
- 静かにしてほしい
こうした気持ちは、無意識でも伝わります。
すると子どもはこう感じます。
- コントロールされている
- 急かされている
- 自分の気持ちを見てもらえていない
結果として、体がこわばり、眠りにくくなります。
具体例
- トントンがだんだん速くなる
- 「目をつぶって」と何度も言う
- 小さくため息をつく
ほんの小さなサインでも、子どもは察知します。
寝かしつけは「眠らせる時間」ではなく、「気持ちをゆるめる時間」と考えると関わり方が変わります。
家庭との違いに戸惑っている



家庭での寝かしつけ習慣は子どもにとって絶対的!
家庭では次のようなケースがあります。
- 抱っこで寝る
- 添い寝で手を握る
- 音楽を流す
- おしゃぶりを使う
- 母親のにおいがある
一方、園では集団生活です。
- 個別対応に限界がある
- 抱っこが難しい
- 静かな空間を保つ必要がある
この差に戸惑うのは当然です。
特に0~1歳児は「いつもと同じ」が何よりの安心材料です。
対応のヒント
- 家庭での寝方を保護者に聞く
- 可能な範囲で近づける
- 完全に合わせようとしなくていいと理解する
「園のやり方に慣れさせなきゃ」と思いすぎると、関わりが硬くなります。
まずは
“違いがあるのは当たり前”と受け止めることが大切です。
発達段階による自然な抵抗



イヤイヤ期は眠りにも影響するぞい!
2歳前後になると、
- 自分で決めたい
- 指示されるのが嫌
- 今は遊びたい
という気持ちが強くなります。
そのため、
「寝ようね」
と言われるだけで拒否反応が出ることがあります。
これは成長の証です。
例
- 横になるのを嫌がる
- 布団から抜け出す
- 笑って逃げる
これは「眠くない」よりも「自分で決めたい」気持ちが強い場合もあります。
対応例
- 「どっちの布団にする?」
- 「トントンする?さする?」
小さな選択肢を与えることで、抵抗がやわらぎます。
保育士との信頼関係がまだ浅い



安心は“日中の関わり”で積み重なるんじゃ。
午睡だけで信頼は作れません。
- 日中に目を合わせているか
- 名前を呼んでいるか
- 気持ちに共感しているか
安心は“貯金”のようなものです。
日中の関わりが少ないと、寝る前に急に距離を縮められても戸惑います。
改善ヒント
- 午前中に意識して関わる
- 1日1回はじっくり話す
- スキンシップを増やす
寝かしつけは、関係性の結果としてうまくいくものです。
寝かしつけが上手な保育士の共通点とは?


寝かしつけが上手な保育士は、特別な技術を持っているわけではありません。
共通しているのは、
「子どもをよく見ている」
「自分の気持ちを整えている」
この2点です。
ここでは、寝かしつけが安定している保育士さんに共通する考え方や行動を、具体的に解説します。
「寝かせなきゃ」を手放している



寝かしつけ=コントロールしない時間。
寝かしつけがうまくいかないとき、多くの保育士さんはこう考えます。
- 早く寝かせなきゃ
- 他の子が起きちゃう
- 時間が押している
でも、寝かしつけが上手な先生ほど、「寝かせよう」としていません。
意識しているのは、
- 安心できているかな
- 気持ちは落ち着いているかな
- 今は休む時間だと伝わっているかな
という点です。
具体例
- ・目を閉じさせようとしない
- ・「寝ようね」を何度も言わない
- ・横に静かにいるだけの時間を大切にする
結果として、子どもは自分のタイミングで眠りに入ります。
「寝かせる」より「眠れる状態をつくる」
この視点が大きな違いです。
保育士自身が落ち着いている



保育士の心はそのまま子どもに伝わります!
寝かしつけが上手な保育士さんは、動きがとてもゆっくりです。
- 歩くスピードがゆっくり
- 動作が静か
- 呼吸が深い
これは無意識ではなく、意識的にやっています。
子どもは言葉よりも、
- 表情
- 呼吸
- 体の緊張
を感じ取っています。
よくあるNG例
- トントンがだんだん強くなる
- 時計を見る回数が多い
- 周囲をキョロキョロする
これらはすべて、「早くしてほしい」サインとして伝わります。
改善のコツ
- 自分の呼吸をゆっくりする
- 肩の力を抜く
- 「今はこの子だけ」と意識する
保育士が落ち着くと、子どもも自然と落ち着きます。
声のトーンと言葉が最小限



寝かしつけ中は“話さない勇気”も大切です。
寝かしつけが上手な保育士さんは、驚くほど話しません。
使う言葉は、とてもシンプルです。
- 「だいじょうぶ」
- 「ここにいるよ」
- 「おやすみ」
声の特徴は、
- 低め
- 小さめ
- ゆっくり
です。



なぜ話しすぎないの?
話しかけすぎると、
- 脳が起きてしまう
- 会話モードになる
- 気持ちが切り替わらない
からです。
安心は「言葉の量」ではなく、「存在の安定感」で伝わります。
子どものタイプを見極めて関わっている



寝かしつけに正解はひとつではありません!
寝かしつけが上手な保育士は、「このやり方で全員寝かせよう」としません。
子どもをよく観察しています。
よくあるタイプ別対応
- 甘えたい子→ 体をしっかり近づける、背中をさする
- ・一人で落ち着きたい子→ 少し距離をとり、視界に入る位置にいる
- 音や刺激に敏感な子→ 物音を減らし、動きを最小限にする
同じ年齢でも、安心の形は違います。
「この子はどうすると安心するかな?」
と考えられることが、最大の強みです。
日中の関わりを大切にしている



寝かしつけは“午前中から始まっている”
寝かしつけが上手な保育士さんは、午睡の時間だけ頑張っているわけではありません。
日中から、
- 名前をよく呼ぶ
- 目を見て話す
- 気持ちに共感する
こうした関わりを積み重ねています。
その結果、子どもはこう感じます。
「この先生は安心できる」
「そばにいても大丈夫」
寝かしつけは、信頼関係の結果としてスムーズになるものです。
明日からできる具体的な寝かしつけテクニック


寝かしつけは「特別な才能」ではなく、「準備・関わり方・終わり方」の工夫でぐっと安定します。
ここでは、現場ですぐに使える具体的な方法を、理由つきでわかりやすく紹介します。
午睡前の“流れ”を整える



眠りは突然やってこないケロ☆
子どもはスイッチのように急に眠れるわけではありません。
午睡の成功は、実は午前中から始まっています。
意識したいことは次の3つです。
- 午前中にしっかり体を動かす
- 給食を急がせない
- 午睡前の流れを毎日同じにする



特に「毎日同じ流れ」はとても重要です。
例
- トイレ
- 手洗い
- 絵本1冊
- 電気を少し暗くする
- 静かな音楽(必要な場合)
流れが一定だと、子どもの体が「もうすぐ寝る時間だ」と覚えていきます。
これを生活リズムの安心感といいます。
トントンの質を変える



強さよりも“リズム”♪
寝かしつけが苦手な保育士さんは、無意識にトントンが速くなりがちです。
焦りが出ると、
- だんだん強くなる
- 速くなる
- 急に止まる
という変化が起きます。
子どもはその変化に反応して目を覚まします。
理想は、
- 一定の速さ
- やさしい強さ
- 呼吸に合わせる
目安は、自分の呼吸より少しゆっくり。
そしてやめるときは、
- 急に止めない
- 少しずつ間隔をあける
「終わり方」まで丁寧にすることで、起きにくくなります。
“言葉がけ”を工夫する



短く、安心を伝える言葉を選ぶのがポイント☆
寝かしつけ中に多い声かけは、
- 「目を閉じて」
- 「寝ないとだめだよ」
- 「静かにして」
ですが、これらは指示の言葉です。
おすすめは、安心の言葉。
- 「ここにいるよ」
- 「だいじょうぶ」
- 「ゆっくりでいいよ」
指示より共感を意識すると、気持ちがやわらぎます。
そして、話しすぎないことも大切です。
沈黙も安心のひとつです。
体の向きと距離を意識する



安心は“距離感”で決まるケロ!
子どもによって、心地よい距離は違います。
チェックしたいのは、
- 顔を近づけすぎていないか
- 上からのぞき込んでいないか
- 体がかたくなっていないか
理想は、
- 横並び
- 同じ目線の高さ
- 体は少しゆるめる
特に敏感な子は、圧迫感を感じやすいです。
「安心できる距離」を探ることが、成功の近道です。
眠れない子への対応法



眠らせることだけがゴールではないケロ◎
どうしても眠れない子もいます。
その場合、
- 静かに横になるだけでもOK
- ぬいぐるみを持たせる
- 小さなブランケットを使う
といった方法もあります。
「全員同時に寝かせなきゃ」と思うと苦しくなります。
眠れなくても、
- 体を休める
- 静かな時間を過ごす



これも立派な午睡じゃよ。
それでも嫌がられるときの対応法


どんなに工夫しても、うまくいかない日はあります。
大切なのは「失敗しないこと」ではなく、「関係を壊さないこと」です。
寝かしつけで強く嫌がられたときこそ、保育士の関わり方が問われます。
ここでは、気持ちが折れそうな場面で使える具体的な対応を詳しく解説します。
無理に押さえつけない・説得しすぎない



力で眠りはつくれません!
嫌がる子に対して、
- 強くトントンする
- 押さえ込む
- 「寝ないとだめ」と言い聞かせる
これをすると、どうなるでしょうか。
子どもはさらに緊張します。
緊張すると、体は覚醒状態になります。
覚醒状態では、眠れません。
まずは一度、深呼吸。
そしてこう伝えます。
- 「眠れなくても大丈夫だよ」
- 「横になって休もうね」
眠らせることより、安心を守ることを優先します。
一度リセットする勇気を持つ



その場をいったん離れるのも方法!
どうしても泣き止まないときは、
- 水を一口飲ませる
- トイレに行く
- 少し抱っこして廊下に出る
など、環境を一瞬変えると落ち着くことがあります。
これは“逃げ”ではありません。
気持ちのリセットです。
例
布団の上で泣き続ける
↓
一度抱っこして窓の外を見る
↓
気持ちが落ち着く
↓
もう一度布団へ
流れを断ち切ることで、緊張がゆるみます
「眠れない日もある」と受け止める



体調や心の状態は毎日違います。
大人でも、
- なんとなく眠れない日
- 気持ちがざわざわする日
がありますよね。
子どもも同じです。
- 発達の節目
- 家庭での変化
- 体調の微妙な不調
こうした影響で、眠れない日があります。
そんな日は、
- 横になれたらOK
- 静かに過ごせたらOK
とハードルを下げます。
完璧な午睡を目指さなくていいのです。
チームで対応をそろえる



保育士ごとに対応が違うと混乱します・・
もし、
- A先生は抱っこ
- B先生はトントンのみ
- C先生は声かけ中心
というようにバラバラだと、子どもは戸惑います。
対応を共有することが大切です。
例
- この子は最初に5分抱っこ
- その後トントン
- 声かけは最小限
と決めておくと、安心感が増します。
自分を責めすぎない



寝かしつけは保育士の評価ではありません。
嫌がられると、
- 私が嫌われている?
- 向いていない?
- 他の先生はできているのに
と落ち込んでしまいますよね。
でも、寝かしつけは「相性」や「タイミング」も大きいです。
昨日うまくいかなくても、来週はスムーズになることもあります。
関係は積み重ねです。
今日できなかったことより、今日そばにいたことの方が大切です。
まとめ|寝かしつけは「安心づくり」がすべて


寝かしつけを嫌がられると、自信をなくしてしまいますよね。
でも大丈夫です。
多くの場合、原因は「技術不足」ではなく、安心がまだ足りていないだけです。
今回のポイントを簡潔にまとめます。
寝かしつけを嫌がられる主な理由
- 環境の変化への不安
- 保育士の焦りが伝わっている
- 家庭との違いに戸惑っている
- 発達段階による自然な抵抗
寝かしつけが上手な保育士の共通点
- 寝かせようとしすぎない
- 自分の気持ちを整えている
- 声・動き・距離感が安定している
- 子どものタイプを見て関わっている
明日からできること
- 午睡前の流れを整える
- トントンは一定のリズム
- 安心の言葉を短く伝える
- 無理に寝かせない
寝かしつけは「眠らせる時間」ではなく、子どもが安心して体をゆるめる時間です。
今日うまくいかなくても大丈夫。
そばにいる姿勢は、必ず子どもに伝わっています。
少しずつでいいので、安心を積み重ねていきましょう。
▶「環境が合わない場合は、園を変える選択もあります」










